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海外旅行保険の治療・救援費用補償は無制限がおすすめ

海外旅行保険の治療・救援費用補償は無制限がおすすめのイメージ

海外旅行保険の治療・救援費用とは

治療・救援費用は高額になりやすいため、海外旅行保険に加入するときに最も慎重に補償額を考える必要があるでしょう。

治療・救援費用の補償は、名前の通り治療費用部分救援費用部分とに分かれています。

治療費用部分の保険金が支払われるケース

海外旅行中に生じたケガや病気で治療を受けた場合に保険金が支払われます。

多くの商品で海外旅行保険はキャッシュレスサービスが利用できるため、保険会社が提携している病院で治療を受ければ治療費は保険会社から病院に直接支払われます。なお、提携病院でも、キャッシュレスサービスの対応ができない場合もあるようなので注意が必要です。

救援費用部分の保険金が支払われるケース

海外旅行中のケガや病気で3日以上継続して入院し、家族(救援者)が日本から駆けつけたときや、海外旅行中に遭難などで生死不明の状態になって捜索活動が行われたときなどに保険金が支払われます。

支払われる費用は、捜索・救助費用、救援者の自国から現地までの往復の航空運賃等、救援者の宿泊費、治療を受けている人の現地からの移送費、遺体処理費用などです。

治療・救援費用の高額支払事例

ジェイアイ傷害火災保険株式会社が公表している「海外での事故例」によると、2017年度以降に支払われた治療・救援費用保険金で2,000万円を超える支払いになっている例がいくつもあります。2020年度、2021年度は新型コロナウイルス感染症の影響で海外旅行自体が激減したためか、2,000万円を超えるような事例は見られませんでした。

表1 治療・救援費用支払保険金高額例
※スクロールで表がスライドします。

年度 国・地域 内容 支払保険金
2019 アメリカ 嘔吐後に倒れ意識不明となり救急車で搬送。くも膜下出血と診断され25日間入院・手術。家族が駆けつける。看護師が付き添いチャーター機で医療搬送。 4,661万円
2017 アメリカ ツアー中、バス車内で発作を起こし救急車で搬送。心不全と診断され15日間入院。家族が駆けつける。医師・看護師が付き添いチャーター機で医療搬送。 3,588万円
2019 アメリカ 頭痛のため受診、脳内出血と診断され18日間入院・手術。家族が駆けつける。医師が付き添い医療搬送。 3,506万円
2018 ハワイ ホテルの部屋で意識を失い救急車で搬送。心筋梗塞と診断され19日間入院・手術。家族が駆けつける。看護師が付き添い医療搬送。 3,052万円
2018 ノルウェー クルーズ船内で意識を失いヘリコプターで搬送。肺炎と診断され13日間入院。家族が駆けつける。医師・看護師が付き添いチャーター機で医療搬送。 3,019万円

資料:ジェイアイ傷害火災保険株式会社「海外での事故例」をもとに執筆者作成

円安が続いており、過去5年以内に4,000万円を超える支払事例があることからも、カバーできる5,000万円以上の補償がないと安心とは言い切れないでしょう。

また、高額支払事例を見ると、高齢者に多い心不全や心筋梗塞、脳内出血といった病気が多いようです。治療・救援費用の限度額を無制限にできる商品があるので、高齢の方が海外旅行をするときは、治療・救援費用補償を無制限にしておくと安心でしょう。

海外で盲腸(虫垂炎)の手術を受けたときの費用

海外での治療は、言葉が通じないことで伝えたいことが伝わっているかわからない場合は不安ですし、そもそも、医療制度は日本とは異なります。そのため、海外旅行中に体調が悪くなっても、緊急性がなければ現地では応急処置をして、手術などの本格的な治療は日本に帰ってからするのが現実的な選択でしょう。

しかし、海外でも緊急で手術を受ける場合があります。代表的な病気が虫垂炎です。ジェイアイ傷害火災保険株式会社の「海外での医療事情」から主な都市における虫垂炎の治療費をピックアップしました。

表2 海外での虫垂炎の治療費例

都市 総費用 平均入院日数
ホノルル(アメリカ合衆国) 3,151,800円 2~3日
バンクーバー(カナダ) 828,100円 2日
ゴールドコースト(オーストラリア) 1,039,400円 3日
アンコールワット(カンボジア) 707,000~768,500円 3日
バンコク(タイ) 875,000~1,050,000円 3日
ロンドン(イギリス) 945,000~1,350,000円 2~3日

資料:ジェイアイ傷害火災保険株式会社「海外での医療事情」をもとに執筆者作成

ハワイのホノルルでは、医療費が300万円を超えていますが、その他の都市はおおむね100万円前後となっています。

なお、海外の医療は基本的に自由診療となるため、治療を受けた病院によってはこの表より高額になる場合があります。

治療・救援費用の補償は無制限がおすすめ

海外旅行保険を契約する場合、5,000万円の補償があれば100%安心と言い切れるでしょうか?

損害保険料率算出機構「傷害保険の概況」によると、2019年の海外旅行保険の契約件数2,819,352件のうち、治療費用や救援者費用の対象となる被害者数は108,963人となっており、海外旅行保険を利用する確率としては約4%でした。

しかし、その4%に入らないとは言い切れませんし、治療費が安く済むとも限りません。

もし、クレジットカード付帯の海外旅行保険があるものの補償が物足りないと思う場合は、手厚くしたい補償だけを選択できるフリープランの商品があるので、治療費用のみを手厚くすることも可能です。

では、もし、治療・救援費用の補償額を無制限にした場合、保険料はどの程度高くなるのでしょうか?

補償金額が自由に設計できる保険会社の海外旅行保険をオンラインで見積ってみました。10日間の海外旅行で、治療・救援費用の補償額を「5,000万円にしたプラン」と「無制限にしたプラン」で保険料を比較すると、その差は500円程度でした。補償金額を無制限にしても、保険料が驚くほど高くなるわけではありません。

「備えあれば憂いなし」です。補償額を無制限にして安心して海外旅行に出かけることをおすすめします。

執筆者プロフィール

鈴木 竜一郎の写真

鈴木 竜一郎スズキ リュウイチロウ

AFP

大学卒業後、損害保険会社に約9年勤務(自動車損害調査部、営業部など)後にオーストラリアへ移住。西豪州パース在住。オーストラリアで約20年独立系FPとして活動。税理士、公認会計士、移民代理人(豪州)としての活動も行う。新型コロナウイルス感染症の流行が終息したのち、日本での活動に注力する準備をしている。
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  • ※ この記載内容は、当社とは直接関係のない独立したファイナンシャルプランナーの見解です。
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  • ※ 掲載日は2023年8月16日です。
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