
生命保険の種類を知りたい!
生命保険といっても様々な種類があり、その内容も複雑。そのため、生命保険のことをよく分からないという人も多いのではないでしょうか。実は、生命保険は「主契約」と「特約」の組み合わせによって構成されており、まずはこの構造を理解する必要があります。
生命保険の構造
| 特約 | 特約 | 特約 | 生命保険 |
|---|---|---|---|
| 主契約 | |||
主契約が保険の本体であり、特約がそのパーツという形になります。生命保険の商品は、基本的に主契約に特約を組み合わせる形で販売されていますが、セットで販売されているケースもあります。
生命保険の主契約といっても、次のように数多くの種類があります。
生命保険の主契約の種類
| 定期保険 | 死亡に備える保険 |
|---|---|
| 養老保険 | |
| 終身保険 | |
| 医療保険 | 病気やケガに備える保険 |
| がん保険 | |
| 特定疾病保障保険 | |
| 介護保険 | 介護に備える保険 |
| 個人年金保険 | 老後に備える保険 |
| 学資保険(こども保険) | 子どものために備える保険 |
| 変額保険 | 運用実績により受け取る金額が変動する保険 |
| 変額個人年金保険 |
定期保険
定期保険とは、一定の期間だけ保障がなされるという保険のことです。一定の保険期間内に被保険者が死亡した場合、死亡保険金が支払われます。一般的に、保険期間内であれば、どの時点で死亡した場合でも死亡保険金が同額となります。
保険期間が限定されているため、支払う保険料は割安となりますが、基本的には「掛け捨てタイプ」の保険となっています。
養老保険
養老保険とは、保険期間は一定ですが、保険期間中に被保険者が死亡した場合には「死亡保険金」が、満期時には「満期保険金」が支払われるというものです(満期保険金は死亡保険金と同額)。そのため、養老保険は保障と貯蓄を兼ね備えた保険といえるでしょう。
ただし、保険金額や保険期間が同一の定期保険と比較した場合、一般的に保険料が高いという傾向があります。
終身保険
終身保険とは、定期保険と同様に被保険者が死亡した場合に死亡保険金が支払われますが、保険期間は一定ではなく一生涯続き、被保険者が何歳で亡くなっても保険金が支払われます。長期間継続する貯蓄タイプの保険です。
保険料の払い込みが一定年齢または一定期間で満了する有期タイプと、一生涯払い続ける終身タイプのものがあります。保険期間が一生涯続くため、満期保険金はありません。
医療保険
医療保険とは、被保険者が病気やケガで入院・手術をした場合、給付金(入院給付金・手術給付金)が支払われるものです。商品により、死亡したときに死亡保険金を受け取ることができるケースもあります(※ただし、支払われる場合は少額)。
がん保険
がん保険とは、保障対象をがん(悪性新生物)に特化したものであり、被保険者ががんで入院・手術をした場合、給付金(がん入院給付金・がん手術給付金)が支払われるものです。
がんと診断された場合に給付金を受け取ることができるもの、退院後に給付金を受け取ることができるものなどの種類がありますが、上皮内新生物などの軽微ながんは給付の対象外となるケースもあります。
上皮内新生物とは、粘膜の最下部にある基底膜に達していない、初期段階の軽微な腫瘍(がん)のことです。手術やレーザー治療などで完治することができ、治療費も安く済むといわれています。
特定疾病保障保険
特定疾病保障保険とは、三大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)で所定の状態になったときに特定疾病保険金を受け取ることができるものです。特定疾病保険金を受け取ることなく死亡した場合には、死亡保険金が支払われます。
ただし、特定疾病保険金を受け取った時点で契約は終了し、上皮内新生物などの軽微ながんは給付の対象外となるケースもあります。
介護保険
介護保険とは、被保険者が所定の要介護状態になり、その状態が一定期間継続したときに一時金や年金を受け取ることができるものです。一時金だけを受け取るもの(※契約は終了)、年金だけを受け取るものなどがあります。
また、死亡したときに死亡保険金を受け取ることができるタイプもあります(※ただし、支払われる場合は少額)。
個人年金保険
個人年金保険とは、契約時に定めた年齢から所定額の年金を受け取ることができるものです。年金を受け取る期間については、一定期間や一生涯などの種類があります。
なお、年金を受け取る前に被保険者が死亡した場合には、一般的にそれまでに払い込んだ保険料と同額程度の死亡保険金(死亡給付金)を受け取ることができます。
学資保険(こども保険)
学資保険とは、子どもの入学や進学に合わせて祝い金(生存給付金)や満期保険金を受け取ることができるものをいいます。一般的に、学資保険では子どもの親が契約者となるケースが多いといえます。
契約者である親が死亡した場合には、それ以降の保険料の払い込みが免除されることになり、子どもが死亡した場合には、死亡保険金を受け取ることができます(※ただし、支払われる場合は少額)。
変額保険
変額保険とは、保険会社が株式や債券を中心とする資産を運用し、その運用実績により受け取ることのできる保険金や解約返戻金が増減(変額)するものです。投資性の強い保険であり、リスクについては個人が負うことになります。
被保険者が死亡した場合には、基本保険金と変動保険金を受け取ることができます。また、運用実績により変動保険金がマイナスになったときでも、最低でも基本保険金の金額は保障されます。
変額個人年金保険
変額個人年金保険とは、保険会社が株式や債券を中心とする資産を運用し、その運用実績によって受け取る年金額や解約返戻金が増減(変額)するものです。変額保険と同様、投資リスクは個人が負うことになります。
契約時に定められた年齢から年金を受け取ることができますが、受け取る金額は運用実績によって変動します。
特約
特約とは、主契約に任意で付加する特別な約束のことです。特約は主契約に付随するものなので、主契約が満了になると特約の保障期間も終了してしまう点には注意が必要です。
また、主契約の保障期間が終身でも、特約は定期となっているケースもあります。この場合、更新する際には特約の保険料は更新時年齢のものとなり、高くなってしまうのが一般的です。



























