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女性の年金
夫定年後の妻の年金

掲載日:2013年07月29日

夫定年後の妻自身の手続き

「これまでご苦労様」と、60歳等で定年を迎える夫に、妻が心からのねぎらいの言葉をかけてあげられるといいですね。
そして、妻も自分自身をねぎらいましょう。専業主婦であれ、共働きであれ、夫を支えてきたのは、妻なのですから。夫婦が協力したからこそ、夫は定年を迎えられたのです。

退職をする夫は、年金、雇用保険、健康保険等、いろいろな手続きを自分でしなければなりません。また、夫の退職で、妻自身の手続きが必要になってくるので、忘れないようにしましょう。

夫がリタイアした後、扶養されていた60歳未満の妻は、妻自身が60歳に到達するまで国民年金の第1号被保険者として国民年金に加入しなければなりません。第1号被保険者となると、これまでの第3号とは異なり、国民年金保険料を納付しなければなりません。

「すでに25年以上国民年金に加入してきました。少しぐらい年金が少なくなってもかまわないので、加入しなくてもいいでしょうか?」という質問がよくあります。
答えは「ノー」です。25年以上加入期間があっても、60歳までは国民年金に加入し、保険料を納付しなければなりません。これは「国民の義務」なのです。そのままにしておくと、保険料の督促を受け、最悪の場合は、財産の差し押さえということにもなります。

夫が退職し年金生活となり、妻の国民年金保険料まで払えないという場合は、免除が可能かどうか相談に行ってください。妻が無収入であっても、国民年金保険料の免除は世帯の所得で判断されますので、夫の収入によっては免除が認められないこともあります。免除とならない場合は、保険料を納付してください。

国民年金に加入し保険料を納付することで、より満額に近い年金につなげていくことができます。

また、夫が再就職し厚生年金保険に加入すれば、60歳未満の妻は再び第3号被保険者になれます。しかし、厚生年金保険に加入している夫であっても、夫が65歳になると、妻は第3号ではなくなりますので、5歳以上年下の妻は、注意が必要です。

夫の退職や再就職で、妻の年金にも変化があります。夫の退職時には妻の国民年金の手続きも忘れないでくださいね。

資料:執筆者作成


※ 昭和36年4月~昭和61年3月まで、会社員の配偶者が国民年金に任意加入しなかった期間はカラ期間として、年金受給資格期間にカウントされます。
※ 昭和61年4月法改正により第2号被保険者の配偶者は、第3号被保険者として国民年金に加入することになりました。

コラム執筆者
菅野 美和子
コラム執筆者プロフィール
菅野 美和子(スガノ ミワコ) (マイアドバイザー.jp®登録)

社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーとしてセミナー講師、執筆、相談業務を行っている。年金分野を中心に活動し、著書には「年金1年生」(主婦の友社)、「ねんきん定期便がよくわかる本」「年金、もっと知りたいな」((株)BKC)等がある。メールマガジン「知っておきたい年金のはなし」も継続して配信している。
  • ※この記載内容は、当社とは直接関係のない独立したファイナンシャルプランナーの見解です。
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