陸前高田の公園にて
損害保険ジャパン株式会社は8月26日、陸前高田の公園にて実証実験を実施すると発表した。これは同社がアイサンテクノロジー株式会社、株式会社ティアフォー、復建調査設計株式会社、KDDI株式会社の4社と共同で行うもので、東日本大震災伝承活動に貢献することを目的としている。
この自動運転サービス実証実験は2022年9月10日より岩手県の高田松原津波復興祈念公園にて実施される。
同社および他4社では実際に顧客に利用してもらうことで得た知見を活かして2023年度の一部エリアの運行開始および2025年度の本格運行開始を目指している。

広い公園を楽々巡るバス
損害保険ジャパン株式会社が実施する自動運転サービスの実証実験は、市からの委託を受けて実施するものである。実験会場は東日本大震災の津波による犠牲者への追悼などを目的とした公園。復興のシンボルや震災の恐ろしさを伝える残存建築物などのさまざまな施設が広い敷地内に点在している。
実証実験では10人乗りの自動運転EVバスが園内に点在する施設を巡るだけでなくパークガイドも同乗、より効果的に震災から得た教訓の理解を促す環境を作っていく。
同社および他4社は将来的にこれらの結果を公共交通などへの展開に活かし、地域コミュニティ形成などの課題解決につなげていきたいとのこと。
(画像は損害保険ジャパン株式会社ホームページより)
▼外部リンク
損害保険ジャパン株式会社ニュースリリース
https://www.sompo-japan.co.jp/
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(記事提供:スーパー・アカデミー)