確認すべき、保険の “支払われない場合”

保険には、私たちの見落としがちな“支払われない場合”があります。
今回は、ファイナンシャルプランナーが考える、保険の確認すべき支払われない場合の代表的なもののなかから3つお伝えします。

1つ目は「告知義務違反」の場合です。

生命保険では、加入者の健康状態を審査するために告知書を提出します。
告知義務違反の場合に、保険金が支払われないことを知っている方は多いと思いますが、安易に考えている場合があり、ミスが起こりやすい部分です。

例えば風邪や花粉症であっても告知は必要です。
うっかりでは済まされず、せっかく支払っていた保険料が無駄になってしまう場合があるので注意しましょう。

2つ目は、がん保険やその他保険のがん特約の「免責期間」です。

免責期間とは申込・告知・初回保険料の入金が完了して契約が成立した後、保障が開始されるまでの期間をいいます。
免責期間は3カ月または90日に設定されており、契約成立後すぐにがんに罹患しても保障を得ることができません。

医療保険において支払われない期間は、他に「5日以上の継続入院が保障の対象」などの条件があった場合に、条件以外に該当すると支払われません。
保険商品によって異なるため、期間に関する支払い条件を確認しておきましょう。

3つ目は、自動車保険の補償を限定する場合です。

自動車保険は補償の対象者を家族や年齢で制限をすることができます。
また人身傷害保険では、歩行中や他の車に搭乗中の自動車事故にも対応できるようになっていますが、補償の対象を契約車に限定することが可能です。

これらは、保険料を安くできる手段ではありますが、補償から外れてしまった部分についてはリスクを負うことになります。
補償範囲が狭くなることを理解して契約をしましょう。

保険を契約する場合に、保障(補償)内容ばかり意識して、“支払われない場合”というのは見落としがちです。
しかし、“支払われない場合”に関してこそ契約前に確認し、安心した保障を得られるようにしましょう。

執筆者プロフィール

松原 季恵(まつばら きえ)

松原 季恵(まつばら きえ)

CFP®

銀行、損害保険会社での勤務経験から、多くのお客様の相談に乗ってきました。
ファイナンシャルプランナーとして独立した際は、ライフプランを軸に「お金で楽しい毎日を」を心がけて情報発信しています。

※この記事は、「金融・保険メールマガジン【保険道場】」で、2016年4月22日に配信されたものです。
※この記載内容は、当社とは直接関係のない独立したファイナンシャルプランナーの見解です。