先取り預金(先取り貯金)のススメ

6月から7月は多くの会社員にとってボーナス月です。
夏休みなどのイベントも控え、手元に使えるお金が増えると、つい「財布の紐」が緩みます。
その先に教育資金や住宅資金、老後資金など、蓄えなくてはならない資金もあるのは分かっていながら、人はつい目の前の楽しみにお金を使ってしまいがちです。

将来必要な資金が明確なものであれば、保険で備えることもできますが、目的がない貯蓄はなかなか難しいものです。
突然の出来事にも対応できるように、日頃から貯蓄しておくことも必要でしょう。
そのために今から投資を始めるというのも良い方法ですが、値動きのある運用(株式投資など)は初心者にとってハードルが高いものです。
また、大きなリスクのある運用は控えたいという方もいらっしゃるでしょう。

そこで、私がおすすめするのは「預貯金」です。
確かに、低金利で利息が望めない時代ではありますが、預貯金は最もシンプルで堅実にお金を貯めることができます。
ただし、預貯金をするうえで最も大切なポイントは「貯め方」です。
ストレスなくお金を貯める方法として、「先取り預金(先取り貯金)」をご紹介します。

先取り預金(先取り貯金)とは、お給料が入ったら、まず別の口座に移して最初に貯蓄として蓄える方法のことです。
貯蓄を「収入から支出として使った残り」とするのではなく、支出は「収入から貯蓄をした残り」でやりくりするものだと考えます。
× 貯蓄=収入-支出
○ 支出=収入-貯蓄
これは、先に預貯金することで、お給料の残りをその月に使えるお金として認識し、無駄な出費を抑え貯蓄することができます。

先取り預金(先取り貯金)をするには、その仕組み作りから始めましょう。
例えば、銀行の「自動積立定期預金」や「自動積立定期貯金」を利用する方法があります。
もし、給料日が25日であれば、その翌日の26日を積み立て日に設定します。
そうすることで、毎月、給料日の翌日に自動的に別口座に積み立てられます。

もし、勤務先に財形貯蓄制度があれば、より確実に貯蓄をしやすくなります。
なぜなら、財形貯蓄制度では給与から毎月一定額を天引きで貯蓄されますので、最初から給与口座に貯蓄分が入ってこないからです。
また、ATMで引き出しができず、積立額を減額するには事業主を通す必要があるなど、財形貯蓄特有の利便性の悪さが、逆に長く、継続的に積み立てを続けられる好都合な貯蓄の仕組みといえます。
財形貯蓄制度には「一般財形貯蓄」「財形住宅貯蓄」「財形年金貯蓄」の3種類があり、財形住宅貯蓄と財形年金貯蓄に関しては、利子等が非課税となる措置を受けることもできます。

このように「先取り預金(先取り貯金)」では、先に預貯金をすることで、堅実にお金を貯めることができます。
まずはストレスをかけずに、貯蓄体質になる仕組み作りをしてみましょう。
そうすることで、お金との付き合い方がより楽しく感じるようになるのではないでしょうか。

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執筆者プロフィール

松原 季恵(まつばら きえ)

松原 季恵(まつばら きえ)

CFP®

銀行、損害保険会社での勤務経験から、多くのお客様の相談に乗ってきました。
ファイナンシャルプランナーとして独立した際は、ライフプランを軸に「お金で楽しい毎日を」を心がけて情報発信しています。

※この記事は、「金融・保険メールマガジン【保険道場】」で、2016年6月10日に配信されたものです。
※この記載内容は、当社とは直接関係のない独立したファイナンシャルプランナーの見解です。