食費の適正額は、家計の何%?

「今年こそ、お金のコトちゃんとしよう!」。そう思っている人も多いのでは? そこで家計管理の方法を、「結婚したら知っておきたいお金のこと」を出版された畠中雅子さんに伺った。畠中さんはFP歴21年、主婦歴は23年(3人子持ち)の主婦でもある。

書籍名:結婚したら知っておきたいお金のこと
価格:本体1200円+税
発行:海竜社
著者:畠中雅子

「上手に家計管理ができれば、貯蓄は増えますよ」と畠中さん。
その方法、是非、教えて下さいっ!

■夫婦のお金は「ひとつにまとめる」が鉄則

家計管理の第1歩は、収入の把握だ。「大切なのは、家計のお財布はひとつにすることです」。共働きや妻にパート収入がある場合も、夫婦二人の収入を合算して家計として把握する。この時、税金や社会保険料、組合費など、強制的に引かれているもの(自分ではどうしようもない支出)を除いた分は、収入に含んで考える。天引きの貯蓄や保険料を足し直した金額を本来の手取り月収と考えよう。

■「月々の赤字」、ボーナス補てんはNG

次にすべきは、「お金の流れ」の把握だ。言葉にすれば簡単だが、実際にするとなるとかなり面倒な作業だ。でも、ここが踏ん張りどころ。一度、家計の基礎データを作っておけば、収入が変化したり、妻が仕事を辞めた時なども、各費目の予算の修整などがしやすくなる。お金の流れを把握する時のポイントは、「月収から支払う支出」と「ボーナスから充当する支出」を分けて考えておくこと。いちばん避けたいのは、月々の赤字分をボーナスで補てんする方法。「我が家、まさにそうだけど!?」と思った人は、支出内容に問題がある。

■バランス表で家計をチェック!

支出内容に問題がある場合は、下の家計バランス表を参考にして、支出が多すぎる項目をチェックしてみよう。この家計バランス表は、貯蓄できない家庭の「どこに問題があるか?」をチェックするために畠中さんが考案したもの。ニンテンドーDSソフトとしても販売されており、現在360パターンが提案されている中から、おうちスタイル世代のライフスタイルに合わせて抜粋した。

※夫は会社員、妻は専業主婦、子どもは未就学児として計算
(出典:「結婚したら知っておきたいお金のこと」より抜粋)

我が家の家計バランスはチェックできた。でも、どこをどう削ればいい?
次回は、食費を削るより効果的な節約って?です。

取材/楢戸ひかる

※本記事は、2013年1月24日に掲載された記事です。そのため、記事内容は掲載日のものであり、現在と情報内容が異なっている場合がございますので、本記事の閲覧・利用等に際しては、以下の点をご了承ください。

  1. 当社は、本記事に掲載されている情報に関して、その内容の正確性、有用性、完全性等を何ら保証するものではありません。また、本記事に掲載されている情報は、最新の商品・法律・税制等とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
  2. ファイナンシャルプランナー執筆の記事については、当社とは直接関係のない独立したファイナンシャルプランナーの見解です。
  3. 本記事内で掲載・紹介されている商品、サービス、企業等に関しては、当社が推奨することを意味するものではなく、また、当社との間に提携その他の関係が存在することを意味するものでもありません。
  4. 当社は、本記事の閲覧・利用等によって生じたあらゆる不利益または損害に対して、いかなる場合も一切責任を負いません。
  5. 本記事からのリンク先のサイトは、当社が管理、運営するものではありませんので、それらをご利用になったことにより生じたあらゆる不利益または損害に対して、当社はいかなる場合も一切責任を負いません。