これからの世代に-挑戦の数だけ可能性が増える(藤田 志穂さんコラム-第2回)

藤田 志穂(ふじた しほ)

みなさんこんにちは、藤田志穂です。

前回はギャルだった私の、起業からギャル社長と呼ばれるまでを書きましたが、起業した事によって今までの自分の周りにあった<ギャル>とは違う世界を沢山知る事ができました。

そんな世界を見る事で、自分の<やるべき事>が見えてきたのもこの頃です。

<自分だからできる事・自分のやりたい事・周りが求める事>この3つがリンクする私のやるべき事。

それは、今まで繋がりがなかったものに接点を作る<架け橋>です。

私というフィルターを通す事で、今までは接点のないもの同士を繋げる事ができるのではないかと思ったのです。

ギャル×社長にはじまり、ギャル×エコ、ギャル×農業などの活動をしてきました。

ギャル×農業の活動は<ノギャルプロジェクト>という<若者が食や農業に興味を持つキッカケを作る>をコンセプトに、ギャルや若い女の子たちを連れて、お米作りや野菜収穫ツアー、オシャレな農作業着のプロデュースなど……

当時はギャルが農業?!と色々とメディアで取り上げて頂く事もありましたが、実際に若者を第一次産業へ繋げるには、まだやれる事があるはずだと思いました。

中でも、農業を通じて出会った農業高校の高校生たちの地元に対する想いや、農業に対する熱い想いや知識にはとても胸を打たれるものがありました。

そこで、そんな子たちにスポットライトを当てる事で、何か生まれるんじゃないかと思いついたのが「ご当地!絶品うまいもん甲子園」です。

高校生が3人1チームとなって、地元の食材を使い、高校生ならではのアイデアレシピの考案・調理・プレゼンテーションで競う料理コンテストとして、食の日本一の高校を決定する、いわば食の甲子園です。

今年で8回目を迎える今大会ですが、第1回大会では農業高校のみ、第2回大会では水産高校が、第3回大会では商業高校が参戦し、第4回大会から全ての高校が対象になりました。

大会を重ねる度に参加してくれる高校生の数やレベルがどんどん上がってきています。

また応援くださっている企業の皆さまに感謝をし、私自身とても刺激を受けながら、毎年楽しみに大会を運営しています。

大会を通じて毎年思う事は、地元を沢山の人に知ってもらいたい!来てもらいたい!もっともっと元気にしたい!という熱い想いを持って、このうまいもん甲子園に挑む高校生が非常に多い事。

藤田 志穂(ふじた しほ)_fujitashiho2-1

そんな高校生を見ていつも思う事は、自分の高校生活と比べて、こんなに真っすぐで素直で一途だっただろうか?という事。

いや、もしかしたらある意味真っすぐで素直で一途だったかもしれません。

「ギャルになりたい」という気持ちに。

私は高校生時代、毎日のようにバイトをして、そのお金の全ては渋谷に行く為でした。そして、ギャルにマストなブランドの洋服やメイク用品を買い、ギャルになる為に(自分の為に)頑張ってきた毎日。

そんな私とは反対に、うまいもん甲子園に応募してくれる子たちは、自分たちの地元の事を考えているのです。

自分の高校生活に全く後悔はありませんが、1児の母として考えると、うまいもん甲子園に応募してくれるような子に育ってくれたら嬉しいなと思う部分もあります(笑)

話がズレてしまいましたが、そんなギャルの世界から飛び出して社会に出た私ですが、今までに接点のないような方たちと沢山出会い、もっともっと広い世界があるのだと知りました。

そんな世界を若い頃に知る事ができたら、自分の人生の選択も変わっていたのではないだろうかと思ったりもします。

ですので、うまいもん甲子園に参加する高校生たちには<学校>というコミュニティから一歩外に出た世界を見て、自分の将来の選択肢を増やして欲しいと考えています。

うまいもん甲子園に参加する事で、地元の食材を改めて知る事ができたり、農家さんや生産者の方の話を聞き、食材の大切さを知る事ができたり。

参加する高校生同士の交流では、住んでいる地域も違い、学校で学んでいる専門分野も違うので、お互いにとても刺激を受けるそうです。

藤田 志穂(ふじた しほ)_fujitashiho2-2

そして、うまいもん甲子園に挑戦した事によって、食の大切さに気付き料理をする事の楽しさに目覚める子。やりたい事を見つけられずにいた子が、食品開発部への就職が決まった等、本当に嬉しい報告を沢山頂いています。

ひとつひとつの挑戦が可能性に変わり、様々な選択肢になっていく。

少し話は変わりますが、中学生の頃、勉強の嫌いな私に家庭教師をつけると母が言いました。

我が家はそこまで勉強に対してうるさくない方だったので、いったいなぜなんだろう?と思っていた私。

その時に母が言ったのは「この先、高校を選ぶ時にここしか行けない。よりも、ここもあそこも行けるけど、どこにしよう?の方が良いでしょ。だから、勉強をするんじゃなく選択肢を増やすの」という言葉。

今思えば、この言葉は私の心のどこかに残り続けている言葉だったのかもしれません。

うまいもん甲子園はもちろんの事、情報を発信し続ける事や新しいチャレンジをし続ける事も、全ては<選択肢を広げる>という事に繋がっているような気がします。

そして今までは、自分の中での選択肢を広げる事がメインでしたが、これからは少しでも多くの人の選択肢を広げられるように活動していく事が、今までお世話になった方への恩返しになるのではないかと思っています。

今まで沢山の大人の方たちに支えてもらった分、同じく私たちの次の世代の人たちの背中押しをする事が、きっと私が今やるべき挑戦なのだろう。

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PROFILE

藤田 志穂(ふじた しほ)

藤田 志穂(ふじた しほ)

実業家、発酵スタイリスト

1985年千葉県生まれ。高校卒業後ギャルのイメージを一新させる「ギャル革命」を掲げ、19歳で起業。ギャルの特性を活かしたマーケティング会社を設立し2008年末に退社。現在はOffice G-Revo株式会社を設立し、高校生の夢を応援する食の甲子園「ご当地!絶品うまいもん甲子園」を企画し、全国の高校生との交流を通じて、人材育成や地域活性化等を行っている。一般社団法人全国食の甲子園協会 会長。Office G-Revo株式会社 相談役。ご当地!絶品うまいもん甲子園 発起人。農業女子プロジェクト サポーター。

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