新型コロナウイルス感染症に関する保険対応のFAQ

いいえ。新型コロナウイルス感染症を判定するPCR検査は、医師が必要と判断した場合に、都道府県等が指定する医療機関で実施されます。これらの機関においてPCR検査を実施した場合の費用は公費負担となっており、自己負担はありません。

出典：厚生労働省「新型コロナウイルスに関するQ&A（医療機関・検査機関の方向け）」（令和2年6月5日時点版）

新型コロナウイルスに感染した入院患者の医療費は、公費により負担されます。

出典：首相官邸「新型コロナウイルスに関する緊急対応策」（令和2年2月13日）

はい。ほとんどの保険会社が、新型コロナウイルス感染症は入院給付金の支払い対象となる「疾病」に該当するとしています。

いいえ。医師の指示で治療を目的とした入院をした場合には、多くの保険会社が、検査結果が陽性か否かに関わらず入院給付金の支払い対象としています。

医療機関の事情により臨時施設等または自宅で医師の治療を受けている場合も、入院給付金の支払い対象としている保険会社もあります。この場合は、医師による証明書等の提出が必要となることもありますので、注意が必要です。

はい。ほとんどの保険会社が、新型コロナウイルス感染症でお亡くなりになった場合、死亡保険金の支払い対象になるとしています。

多くの保険会社が、新型コロナウイルス感染症を災害割増保険金、災害死亡給付金等の支払対象として取り扱っています。状況が変化する可能性がありますので、各保険会社にお問い合わせください。

多くの保険会社が、新型コロナウイルス感染症による影響で保険料の払い込みが困難な場合、申し出により最長6か月程度払い込み猶予期間を延長するという取り扱いをしています。

また猶予期間内の払い込みが難しい場合に、猶予期間をさらに数か月延長する保険会社も多くあります。この場合、再度申請が必要なケースや、未納分の保険料の猶予期間を延長する条件として、当初の猶予期間が過ぎた後の保険料を継続して支払うことが必要となるケースなど、保険会社によって対応が異なりますので、必ずご契約の保険会社にご確認ください。

多くの保険会社が、請求時の必要書類を一部省略するなど、簡易・迅速な取扱いに努めています。医療機関の発行した領収書など手続きに必要な書類を準備するのが難しい場合も、申し出によって保険金・給付金を受け取れることがありますので、確認してみましょう。