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個人年金保険の選び方

さまざまな種類がある個人年金保険。どんなポイントに注目して選べばいいのでしょうか?

年金の受取方法を考えよう

個人年金保険と一口にいっても、さまざまな受取方法があります。
一定期間、生死にかかわらず年金を受け取ることができる「確定年金」、一定期間、生きている限り年金を受け取ることができ、被保険者の死亡後は年金の支払いが終了する「有期年金」、生きている限り年金を受け取ることができる「終身年金」、そして、夫婦いずれかが生存している限り年金を受け取ることができる「夫婦年金」の大きく4つに分類されます。
また、終身年金には、生死に関係なく年金が受け取れる保証期間をつけた商品もあります。

保険料の支払方法を考えよう

個人年金保険の支払方法は、月払い、半年払い、年払いといった分割払いと、全額一括で払い込む一時払いおよび全期前納払いに大別されます。
また、分割払いの場合、プランの決め方に「年金建て」と「保険料建て」があります。
年金建ては、いくらの年金を何歳から何歳まで受け取るかを考えて、保険料を決める方法です。
一方の保険料建ては、保険料を決め、その保険料を何歳から何歳まで払い込むかで年金額が決まる方法です。

返戻率を計算しよう

払込保険料総額に対して、将来どれくらいの年金を受け取ることができるかについても、しっかり調べておきましょう。

返戻率は、
「返戻率=年金受取総額÷払込保険料総額×100」
によって求めることができます。
なお、この返戻率は、商品によっても異なりますし、据置期間などの条件によって異なります。

ライフプランを考えてみよう

個人年金保険を選ぶ際に考えておきたいポイントをいくつか挙げましたが、定額型か変額型か?円建てか外貨建てか?など、考えておきたいポイントはこのほかにもあります。

しかし、まずは自分が思い描く老後の生活にどれくらいの生活資金が必要なのかを考えてみることが先決です。そして、今後の預貯金の推移や公的年金の受給見込額を踏まえ、個人年金保険からは、何歳から、いくらくらいの年金を受け取りたいか、を考えていくとよいでしょう。
また、準備に時間をかけてコツコツと行うのであれば分割払いで保険料を支払っていくことになりますし、今まで貯めてきた資金や退職金などのまとまった資金を使って、数年後の老後生活費に充てるため少しでも増やしたい、ということであれば一時払いか全期前納を選択することになります。

つまり、どの商品やどのような保険料の払込方法が適しているかは、その方によって異なるということです。特徴や商品内容を理解して、自分に適した商品、契約方法を選択したいものですね。

  • ※ 掲載されている情報は、最新の商品・法律・税制等とは異なる場合がありますのでご注意ください。
  • ※ 掲載日は2015年11月6日です。
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