生命保険の応用~色々なかたち~保険教室 | 保険比較の保険市場

生命保険の応用 ~色々なかたち~

「2.生命保険の基本~3つのかたち~」では、生命保険の基本的なかたちである「定期保険」「終身保険」「養老保険」についてご説明しましたが、今回はその応用編です。

この3つのかたちにそれぞれに特約がついていたり、保険の期間内に保障が増えたり減ったりするために、生命保険は各商品ごとに特徴あるものになっているのです。 その中でも、一般的に広く加入されている保険をご紹介いたします。

「(1)逓減定期保険、収入保障保険」  「(2)逓増定期保険」  「(3)定期特約付終身保険」  「(4)逓減定期特約付終身保険」  「(5)利率変動型終身保険」  「(6)変額保険」

(1) 逓減定期保険、収入保障保険

逓減定期(ていげんていき)保険は、保険期間中、階段状にだんだんと保障が減っていく、万一のときのための死亡保険です。
定期保険で得られる保障は保険期間中ずっと変わらない箱型の保障でしたが、この逓減定期保険は三角です。

そのため、通常の定期保険よりも割安な保険料で、必要な金額に合致した保障を得ることができます。

例えば、万一亡くなられた場合に、遺族に遺すべきお金は、生活費が主なところですね。
40歳で亡くなった時よりも50歳、50歳で亡くなった時よりも60歳のときのほうが、遺された家族の必要な生活費は少なくなりますね。そのように年々減っていく、必要な万一の保障額に合わせるのに適しています。

住宅ローンを組むときに加入する団体信用生命保険(ローンを組んだ人が死亡または所定の高度障害状態になられたとき、その保険金でローンの残債が完済される仕組みの保険)と同じかたちの保険です。

逓減定期保険と似たようなかたちの保険で、収入保障保険があります。

逓減定期保険と異なる点は、万一の保険金を年金で受け取ることです(一括で受け取ることができるタイプもあります)。

例えば、定年退職する年齢の60歳を満期とした収入保障保険に加入したとします。 年金年額を300万円に設定していると、40歳で亡くなるとその後20年間で総額6,000万円を受け取ることができ、50歳で亡くなるとその後10年間で総額3,000万円を受け取ることができます。

一家の大黒柱の万一のときに遺された家族にとって、お給料の代わりになる保険という訳です。





(2) 逓増定期保険

逓増定期(ていぞうていき)保険「(1)逓減定期保険」と正反対のかたちの保険で、保険期間中、階段状にだんだんと保障が増えていく、万一のときのための死亡保険です。
保険期間を定めて加入する保険で満期があります。満期になっても満期保険金はありませんが、保険を解約すると解約返戻金があります。

ただし、逓増定期保険は個人が加入することはほとんどなく、法人(会社)が社長や取締役といった役員を保険の対象として加入することが多い保険です。
社長や取締役は、在任期間が長くなるにつれて、また、会社の成長とともに、その責任の度合いが大きくなります。そのために保障もだんだんと増えてくものが重宝されるのです。


(3) 定期特約付終身保険

定期特約付終身保険は、保障のベースとなる(主契約といいます)終身保険に、オプション(特約といいます)である定期保険がついている、万一のための死亡保険です。

働き盛りのときに万一のことがあれば、遺された家族のために必要な保障の金額は高額になります。しかし、子供が独立したり、定年退職を迎えて退職金を受け取ったりすると、それ以降の必要な保障金額は、大幅に減少します。

そのため働き盛りの期間、つまり万一の保障が多く必要な期間に、ベースとなる一生涯の保障の上に定期保険を乗せて保障を分厚くしたのが、定期特約付終身保険なのです。


(4) 逓減定期特約付終身保険

逓減定期(ていげんていき)特約付終身保険は、保険のベースとなる(主契約といいます)終身保険にオプション(特約といいます)である逓減定期特約がついている、万一のための死亡保険です。

逓減定期特約がついているのは、「(3)定期特約付終身保険」の定期特約と同じ理由です。

子供が独立するまでは、保障も多く必要です。
ただ、終身保険で必要な保障すべてをかけるとするならば、保険料が高くなってしまいます。 ですから保障が多く必要なときにはベースとなる終身保険に定期保険を上乗せします。
さらにその特約を逓減定期保険にすると、その部分はだんだんと保障が減っていきますから、生活スタイルにぴったりと合致し、保険料も割安になります。

また、ベースになっている終身保険は、配偶者のための保障と考えて、必要な保障額を決めましょう。


(5) 利率変動型終身保険

利率変動型終身保険は、ベースとなる保険は一生涯の万一の保障である終身保険です。

「利率変動」というのは、その字のとおり、運用利率がその時々の経済状況などによって変動します。
積立利率が最低保障の利率を上回った場合、積立金が増加しその金額に応じて増加保険金が発生し死亡保険金額や解約払戻金が増加します。 一度増えた増加保険金は、その後積立利率が下がっても減ることはありません。
※積立利率とは積立金(将来の保険金をお支払いするために保険料の中から積み立てる)部分に付利する利率のことを言います。

老後に備えたい方に向いている保険です。


(6) 変額保険

変額保険の場合、支払った保険料は株式や債券を中心に、定額保険金に関する一般勘定とは別の勘定すなわち特別勘定を設けて資産を運用します。その運用の実績によって保険金や解約返戻金が増減する保険です。 ただし、亡くなった場合には最低保証される金額が決められています(基本保険金)ので、万一の保障が「0(ゼロ)」になることはありません。

変額保険には保険の期間を定めた有期型と、保険の期間を定めない終身型および変額個人年金の3つがあります。 有期型の解約返戻金と満期保険金、終身型の解約返戻金、変額個人年金の解約返戻金と年金額には、最低保証はありません。


※記載しております図はイメージです。
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