レジャー保険の商品知識
レジャーにおける突然のアクシデントに備える「レジャー保険」
ゴルフやテニス、行楽地へのおでかけ等、レジャーは楽しいもの。しかし、時には楽しいレジャーの最中に、突然のアクシデントに見舞われることもあります。そんな時に役立つのが、「レジャー保険」です。
商品により異なる補償範囲
レジャー保険と一口にいっても、様々なタイプの商品があります。例えば、ゴルファー保険のように、ゴルフのプレー中の補償と範囲が限定されるものもあれば、国内旅行中に限定されるもの、あるいはスポーツ時を含む、日常生活における全般のアクシデントに対応できるものと、補償範囲は様々です。加入を検討する際は、どこまでの補償を求めるのかをしっかりと考える必要があります。
レジャー保険の基本補償
レジャー保険の基本補償は、一般的に以下の組み合わせとなります。
- 死亡保険金
- 後遺障害保険金
- 入院保険金
- 通院保険金
- 手術保険金
- 個人賠償責任保険金
- 携行品損害保険金
これらの補償に加え、
- ホールインワン・アルバトロス費用保険金(ゴルファー保険)
- 救援者費用等保険金(国内旅行保険、傷害総合保険)
- 航空機欠航等保険金(国内旅行保険)
等といった補償が付加されます。
なお、一般的な傷害保険同様、病気による入院等は対象になりません。「急激」かつ「偶然」な「外来」の事故に限り、対象となります。テニス肘や慢性腰痛等、ケガであっても慢性的な症状の場合は対象になりません。
一方、医療保険のように、通院保険金については入院を要件としないため、例えば山登りの途中で転倒し、膝を強打した場合、1日だけの通院でも通院保険金を請求できます。また、ハチにさされた等、虫さされの場合も補償されます。
レジャー保険に加入する際の注意点
レジャー保険に加入する際は、医療保険とは異なり、健康状態の告知は不要です。ただし、職業や過去の保険金受取実績については告知が必要であり、プロスポーツ選手や過去に多額の保険金支払いを受けたことのある人等、加入できないケースもあります。補償範囲が広くなると、加入できないケースも増えるので、あらかじめ加入要件を確認しておきましょう。
<参考1:国内旅行保険で加入できない主な職種> |
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プロスポーツ選手、プロスポーツ選手(実業団を含む)、建設・土木作業者、バス運転者・タクシー運転者等、農林・漁業作業者、採鉱・採石作業者、木製品製造作業者、オートバイ競争選手、自動車競争選手、自転車競争選手(競輪選手)、モーターボート(水上オートバイを含む)競争選手、猛獣取扱者(動物園の飼育係を含む)、格闘家(プロボクサー、プロレスラー、力士等)、ローラーゲーム選手(レフリーを含む)、その他これらに準ずる危険な職業・職務または危険を有する者 |
<参考2:国内旅行保険で加入できない運動> |
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※出典:東京海上日動 傷害保険パンフレット
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コラム監修者プロフィール
山本 俊成 (ヤマモト トシナリ) マイアドバイザー.jp®登録 - ファイナンシャルプランナー。
大学卒業後、株式会社三和銀行(現三菱UFJ銀行)入社。
2003年、外資系生命保険会社入社。
2005年、総合保険代理店株式会社ウィッシュ入社。
2010年、株式会社ファイナンシャル・マネジメント設立。
銀行と保険会社に勤めていた経験を活かし実務的なコンサルティングを行う。
ファイナンシャルプランナー 奥田 知典
※この記載内容は、当社とは直接関係のない独立したファイナンシャルプランナーの見解です。
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