所得補償保険の商品知識
我が国では、一家の大黒柱である世帯主の死亡・高度障害に備える「生命保険」を中心に保険加入される方が多い傾向にあります。その一方で、病気やケガ等によって働けない場合に備える所得補償保険は、保険先進国の米国と比べて、大変普及が遅れているのが現状です。その理由は、病気やケガ等によって万一働くことができなくなった場合でも、最長1年6ヵ月は収入の約3分の2が健康保険の傷病手当金から支給されるという、充実した社会保険制度が背景にあるといわれています。しかし、はたして1年6ヵ月という期間でいいのでしょうか。もっと長い期間働けなくなる可能性もありますし、万一そうなってしまうことは人生における大変大きなリスクではないでしょうか。
2013/08/21