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ゲンダイ版「三匹の子ブタ」 あなたはどのタイプ?

掲載日:2012年11月22日
ひとりで万一に備えて暮らしなさい
あるところに、三匹の子ブタの兄弟がいました。
仲良く、すくすく成長していく子供達にお母さんブタは言いました。
「あなたたちは随分大きくなったわ。みんな独り立ちして、万一に備えて暮らしなさい。」
お母さんブタに言われて、子供達は考えます。
どんな備えがいるのだろう?

「ぼくは保険会社に任せるよ。だって、保険の専門家だからね。」
面倒くさがり屋の一番上の子ブタは、保険会社から勧められるがまま保険に入りました。
あっというまに万一の備えの出来上がりです。
「保険料が高くて貯金できないけど、そのうち給料も上がるし、イザと言う時は保険があるから安心さ。」

節約大好き、貯金大好きな二番目の子ブタはこう言いました。
「ぼくは現金で備えよう。お金を貯めるのが得意だし、保険なんてあてにならないからね。」
家計のやりくりをしてお金を集めます。
せっせ、せっせと貯金していると、マイホームが欲しくなりました。
「貯めたお金を頭金にして家を建てよう。」
注文住宅で建てた家はとてもステキ。二番目の子ブタは大満足です。
でも、想定以上に費用がかかり、お金がなくなってしまいました。でも、貯金は得意だからだいじょうぶ。これから貯めればいいや。

ところが、三番目の子ブタの備えはまだできていません。
「遅いなあ。何しているのかな。」

お兄さん子ブタ達が様子を見にやってきました。
「ぼくは必要な分だけ保険に入りたいんだ。だから、社会保険と会社の制度を調べているんだよ。」
もしものときの遺族年金はいくらもらえるのかな。遺族に支給される弔慰金はいくらになるのかな。
健康保険からどんな給付が受けられるのかな。三番目の子ブタは真剣です。
「かんたんに決めちゃえばいいのに。」
「あれじゃ、おやつを食べるひまもないね。」
お兄さん子ブタが帰った後も、三番目の子ブタは5年後、10年後、30年後のお金の流れを確認します。
それらをもとに毎月の積立と保険の手続きを行いました。

「できた!これならどんな嵐がきたってへっちゃらだ。」
三番目の子ブタは大喜びです。

一番上の子ブタのその後

保険会社におまかせしていた一番上の子ブタの生活は毎日が綱渡りの状態でした。
更新のたびに保険料は上がりましたが、
「いざというときに保険が助けてくれるから。」と、頑張って払い続けました。
でも、無理がたたって、うつ病にかかってしまい、シゴトができなくなってしまいました。
保険会社からお金をもらおうと電話をすると、
「入院していないから、今のご契約内容では給付金はありませんよ。」
こんなはずじゃなかったのに。

二番目の子ブタのその後

一国一城の主になった二番目の子ブタはごきげんです。
「もっと稼いで、ガンガンお金を貯めよう。」
そんな矢先にガンが見つかりました。
手術のため入院し、退院後は抗がん剤治療です。治療が終わっても、定期健診に通わなければいけません。健康保険で医療費の7割(※1)は負担してくれるといっても結構な金額です。
「住宅ローンと医療費で貯めるどころか、家計は火の車だ。」
二番目の子ブタは急いで保険に入ろうと保険会社にお願いしましたが、なかなか入ることができません。
元気なうちに保険に入っておけばよかった。

  • ※1…3歳以上70歳未満の人の場合

三番目の子ブタのその後

三番目の子ブタは一番上のお兄さん子ブタに
「役所で、“自立支援医療制度”の手続きをするといいよ。」と、教えました。
うつ病などの精神疾患で継続して通院治療する必要がある人が手続きをすると、医療費の自己負担額が軽減されるのです。また、傷病手当金の手続きも教えてあげました。それまでもらっていた給料のうち一定額が健康保険から支給されるようになり、一番上の子ブタは大喜びです。

二番目の子ブタには“高額療養費制度”があるよ、と教えました。手続きをしたら、医療費の一部が戻ってきました(※2)。二番目の子ブタも大喜びです。

三番目の子ブタもスキーで転んで大けがをして30日間入院しましたが、入院する前に健康保険の窓口で手続きをして“限度額適用認定証”の交付を受けていたのと大部屋入院を選択したことで、医療費は月8~9万円程度(※3)と1食260円の食事代ですみました。しかも、勤務先の健康保険には「付加給付」があったので、手続きをしたら3~4カ月後に戻ってきました。入っていた医療保険から入院給付金と手術給付金が給付されたし、傷病手当金の手続きもしたので、貯金の目減りは最小限に。いまではすっかりよくなって、お兄さん子ブタが元気になるように毎日励まし続けています。
三番目の子ブタはこういいました。

「保険に入る前に、社会保険や会社の制度を知っていてよかった。保険と貯蓄の両方で備えていてよかった。お兄さんたちも僕のようにすればよかったのにね。」

  • ※2…高額療養費制度とは医療機関や薬局の窓口で支払った額が暦月(月の初めから終わりまで)で一定額を超えた場合にその超えた金額を支給する制度
  • ※3…一般所得の人の場合(70歳未満であれば、標準報酬月額53万円以上の上位所得者と市町村民税非課税の低所得者以外の人)

保険だけ、貯金だけ、の家計はもろい

みなさん、どうでしたか?あなたはどの子ブタちゃんを目指しますか?

FP相談を受けていて思うのは、極端な家計が増えたこと。勧められるがまま保険にたくさん入っている人が多い一方、まったく保険に入っていない家庭も増えていることです。
うーん、もったいない!もっと知恵も活用しましょうよ。

三番目の子ブタちゃんのように、知恵を付けておけば元気な時の出費を抑えられるし、使える社会保険や企業制度を知っているから、すぐに手続きがとれます。よく「そのときになって調べるよ」なんて言う人がいるのですが、いざというときはそんな余裕なんてないかもしれません。元気なうちに調べておけばよかった、ちゃんと保険に入っておけばよかったと思っても遅いのです。

三番目の子ブタちゃんを目指すこと。それが、保険料を月1万円以下にするコツです。日本の社会保険は“申請主義”と言って、自分から手続きをしなければ給付が受けられないしくみになっています。
制度を学んで、イザというときはしっかり利用できるようにしたいものですね。

次回は医療費を抑える社会保障の活用術を紹介します。制度のしくみだけでなく、手続きのコツや医療機関との交渉テクニックもこっそりお話しします。

柳澤 美由紀の写真

コラム執筆者プロフィール
柳澤 美由紀(やなぎさわ みゆき)

コラム執筆者プロフィール
柳澤 美由紀(やなぎさわ みゆき )
柳澤 美由紀の写真
CFP®/1級ファイナンシャル・プランニング技能士

関西大学社会学部卒。大学時代に心理学を学び、リクルートグループに入社。求人広告制作業務に携わった後、1997年ファイナンシャルプランナー(FP)に転身する。
相談件数は800件以上。家計の見直し、保険相談、資産づくり(お金を増やす仕組みづくり)が得意で、ライフプランシミュレーションや実行支援も行っている。

家計アイデア工房 代表

※この記載内容は、当社とは直接関係のない独立したファイナンシャルプランナーの見解です。
※掲載されている情報は、最新の商品・法律・税制等とは異なる場合がありますのでご注意ください。

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