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保険の見直しで浮いたお金は、コツコツ投資でのんびり殖やそう

掲載日:2013年08月01日
掛け捨て保険に切り替えて、毎月の保険料を約1万円節約したAさん。定期預金で積み立てようと銀行に行くと、「適用金利は0.03%になります」と言われたそうです。あまりの金利の低さにがっかりして契約をしてこなかったAさんですが、あなたならどんな選択をしますか?

1. 年利0.03%なら10年間の利息はわずか1,430円

保険を見直して節約した月1万円を年利0.03%で積み立てた場合、10年間で貯まるお金(複利)は1,201,787円。税金を差し引いた手取り利息はわずか1,430円ほどです。1年満期のスーパー定期(300万円未満※2013年7月16日現在)の平均金利が0.034%ですから、現状の金利水準の自動積立定期預金に10年預けても、ランチ1食分程度の利息しか得られない現状となっています。

自動積立定期預金は、積立の都度、自動継続扱いのスーパー定期(1年等)や期日指定定期預金として、普通預金等から自動振替される仕組みになっています。将来的に預金金利が上がれば、先の試算以上の利息を手にする可能性もあります。しかし、10年以上使う予定のないお金ならば、安全第一で運用するのはもったいないですね。価額変動リスクはありますが、積立投資で運用するのを検討してみてはいかがでしょうか。

2. 「ドルコスト平均法」で時間分散をはかる

積立投資には、特定の投資信託(外貨MMF含む)で積み立てる「積立投信」と、特定の銘柄に積み立てる「株式るいとう(株式累積投資)」の2つがあります。いずれも毎月決まった日に、決まった金額で、そのとき買えるだけの口数(株数)を自動的に買い付けていくものです。

例えば、毎月1万円の積立投信を4月10日から買い付け始めたとします。

投資信託の基準価額(10,000口あたりの時価)は毎日変動します。

  • ・4月10日の基準価額…10,000円(購入口数=10,000口)
  • ・5月10日の基準価額…10,500円(購入口数=9,524口)
  • ・6月10日の基準価額…9,500円(購入口数=10,527口)
  • ・7月10日の基準価額…8,000円(購入口数=12,500口)
  • ・8月10日の基準価額…9,600円(購入口数=10,417口)
  • 5ヵ月間の合計投資額=50,000円
  • 5ヵ月間の合計購入口数=52,968口
  • 8月10日に売却した場合の時価=50,849円

一度に購入せず、時間をずらして均等額ずつ購入する方法を「ドルコスト平均法」といいます。値が下がっているときは多く、値が上がっているときは少なく購入することで、長期投資の価額変動リスクを抑制し、安定した収益を得たい場合に使われる手法です。

積立投信を始めて以来一貫して値を下げていたとしても、上げ相場に転じてしばらく経ったタイミングで売却すれば、積立当初の基準価額まで戻っていなくても利益が出ることは珍しくありません(以下表)。値を下げているときに自動的にたくさんの口数を買い付けられているので、下げている期間が長ければ長いほど、値が戻ったときの影響を大きく受けることができるのです。

<表:当初積立額に1度も戻らなくても利益が出ることもある>

とはいえ、ドルコスト平均法には欠点があります。

例えば、右肩上がりの相場ではドルコスト平均法を使うと平均購入単価がかえって高くなります。最初にまとめて買っておいたほうが有利です。逆に、一貫して値を下げている相場で、下げが続いている状態で売却した場合は損をします。基準価額(または株価)が上昇したり、下降したりジグザグしながら動くときに有利な投資法なのです。

3. 最大のメリットは「感情を排除できること」

投資の基本は「安いところで買って、高いところで売る」ですが、これを実践するのは、なかなか難しいです。卵1パックの値段が高いか安いかを見分けるのは簡単ですが、投資信託の基準価額や企業の株価の割安、割高を見極めるのは相応の知識が必要だからです。また、十分な知識や経験があったとしても、感情が邪魔をすることがあります。優秀なファンドマネジャーであっても、将来の株価等の動きを百発百中で当てることはできません。

人間は感情に左右されやすい生き物です。値上がりしていると、もっと儲けようと高値で買い増ししてしまったり、値下がりファンド(株)の損を確定したくなくて塩漬け(売らずに放置している)にしていることで、他の割安な株や投資信託を購入できずにチャンスを棒に振ったりする人はたくさんいます。「もっと儲けたい」「損をしたくない」という欲や恐怖心が、判断を狂わせ、投資の基本である「安いところで買い、高いところで売る」ことをできなくしているのです。

積立投資はそういった人間の感情を排除して、毎月自動的に買い付けてくれるところに投資の妙があります。積立投資の仕組みを作っておけば、こちらが積立を中止すると指示を出さないかぎり、指定の銀行口座から毎月決まった日に振り替えて指定した株やファンドを買い付けてくれます。

「今が買いかな?」「今は売りかな?」という判断は不要です。積立投資家の私たちは積み立てていることを忘れて長期投資を続けていけばいいのです。

感情くらいと侮るなかれ。

ファイナンシャルプランナーになって17年目になりますが、私のお客さまで5,000万円以上の金融資産を一代で築いた方の大半は積立投資を利用されています。そして、大半の方が普通の会社員です。

保険の見直しが終わり、保険料が安くなったら、積立投資を検討しましょう。

どんな基準でファンドや銘柄を選べばいいのかは、次週のコラムで紹介しますね。

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柳澤 美由紀の写真

コラム執筆者プロフィール
柳澤 美由紀(やなぎさわ みゆき)

コラム執筆者プロフィール
柳澤 美由紀(やなぎさわ みゆき )
柳澤 美由紀の写真
CFP®/1級ファイナンシャル・プランニング技能士

関西大学社会学部卒。大学時代に心理学を学び、リクルートグループに入社。求人広告制作業務に携わった後、1997年ファイナンシャルプランナー(FP)に転身する。
相談件数は800件以上。家計の見直し、保険相談、資産づくり(お金を増やす仕組みづくり)が得意で、ライフプランシミュレーションや実行支援も行っている。

家計アイデア工房 代表

※この記載内容は、当社とは直接関係のない独立したファイナンシャルプランナーの見解です。
※掲載されている情報は、最新の商品・法律・税制等とは異なる場合がありますのでご注意ください。

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