積み立てタイプのゴルフ保険
最終更新日:2017年6月1日
はじめに
積み立てタイプのゴルフ保険は、積み立て型傷害保険をベースにゴルフ向けの補償を付加したものです。
ケガ、賠償責任、携行品損害、ホールインワン・アルバトロス費用などの補償に備えながら、満期返戻金を受け取る楽しみも加味した保険です。
以下、積み立てタイプのゴルフ保険(以下:積み立てタイプ)の仕組みや掛け捨てタイプのゴルフ保険(以下:掛け捨てタイプ)との違いなどについてみていきます。
保険期間と保険料の内訳について
掛け捨てタイプは、1年契約や1日単位の契約などが一般的な保険期間ですが、積み立てタイプは、保険期間が3年、5年や10年など複数年にわたる契約です。
保険料は、保険金額・保険期間・満期返戻金などによって決まります。支払方法は「一時払」、「年払」、「月払」を選択できる保険会社があります。
また、保険料の内訳は、補償部分と積立部分に分かれ、積立部分を保険会社が運用し、保険期間の満了時に、満期返戻金が支払われます。
掛け捨てタイプのゴルフ保険との違い
基本的に保険は、「主契約(本体)」と、「特約(オプション)」で構成されています。特約を付加しないという選択はできますが、特約のみでの契約はできません。
ゴルフ保険の一般的な掛け捨てタイプは、主契約が賠償責任補償のものや傷害補償のものもあり、特約もさまざまです。一方、一般的な積み立てタイプは、被保険者の傷害補償が主契約で、賠償責任補償や携行品損害補償、ホールインワン・アルバトロス費用補償などを特約として付加します。
また、一般的な掛け捨てタイプの多くが、補償の対象をゴルフ場やゴルフ練習場、ゴルフの練習中や競技中などに限定しているのに対し、積み立てタイプは、傷害保険をベースにしているため、ゴルフのみに限定しておらず、日常生活における傷害や賠償責任、携行品損害についても補償の対象としているのが一般的です。
まとめ
積み立てタイプは、養老保険のような他の貯蓄型の保険に比べ、比較的保険期間が短いという特徴があります。満期返戻金を使って、新しいゴルフクラブなどの購入資金を計画的に準備したい方や、預金や貯金を使った貯蓄が苦手な方などに適した保険かと考えます。
ただし、火災保険や自動車保険などに既に加入している場合は、特約部分の補償が重複する可能性もあります。その場合、一方の補償については、全部または一部が支払われない場合があるため注意が必要です。
ゴルフ保険の加入を検討するときには、既に加入している保険の補償内容をしっかり確認するのがよいでしょう。
※掲載されている情報は、最新の商品・法律・税制等とは異なる場合がありますのでご注意ください。
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