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女医が教える!現代病にならないための予防法と、やってはいけない習慣!

鶴田 加奈子先生コラム

健康志向があだとなる?若い女性の糖尿病予備軍が増加傾向に!

皆さんは糖尿病に対してどんなイメージをお持ちですか?

中高年に多く、肥満男性の病気?甘いもの好きで、節制できない人の病気でしょうか?

実は近年食事の欧米化、生活習慣の乱れ、また間違ったダイエットなどによって20~30代の若い世代、しかもやせ型の女性にも糖尿病は増えているのです。

今回は女性に知っておいてもらいたい糖尿病の知識について少しご紹介していきたいと思います。

「肥満」「甘い物」だけが糖尿病の原因ではない!

糖尿病とは膵臓から分泌されるインスリンという血糖をさげるホルモンの分泌量が少なくなったり、効きが悪くなったりすることで慢性的に血糖値が高くなってしまう病気です。

実は日本人はインスリン分泌能力が高くなく、他の人種に比べても糖尿病にかかりやすいといわれています。その体質に加え、欧米化した食生活や運動不足などの生活習慣の乱れが原因で、糖尿病にかかる人や予備軍が増えています。一番最近の調査では女性で全体の21.4%、つまり5人に1人以上が、糖尿病かその予備群であることが示されています(平成28年国民健康・栄養調査)。

糖尿病になりやすい要因は大きく分けて3つ。遺伝的要因、生活習慣からくる要因、外部環境からくる要因です。

遺伝的要因は、血縁に糖尿病の方がいると自分も糖尿病になりやすい、ということです。こればかりは自分ではどうしようもないですが、親や親戚に糖尿病の人がいる場合は特に注意が必要です。

次に生活習慣からくる要因ですが、一般的にいわれているように、カロリーの取りすぎ、不規則な生活、運動不足などは糖尿病になりやすいです。後にチェックリストを載せておきます。

また、甘いものの取りすぎが糖尿病の原因と思われがちですが、糖尿病の大敵は正確には「糖質」です。糖質は生きていく上で欠かせない栄養素の一つですが、食べるとすぐに消化されてブドウ糖になり、血糖値を大きく上昇させるので取りすぎは要注意です。

外部環境からくる要因としては過度のストレスなどがあげられます。仕事が忙しい時に糖尿病を発症するケースも少なくないので過度のストレスには注意が必要です。

糖尿病は怖い病気

糖尿病が怖いのは初期段階ではほとんど自覚症状がないところです。そのため気がついたときにはかなり病気が進行していることがあります。気づかずに血糖値が高い状態が続くと、様々な合併症が起きます。糖尿病の3大合併症は、神経と目と腎臓の障害です。糖尿病の網膜症の進行によって失明することもありますし、人工透析の原因となる一番の原因は糖尿病による腎臓の障害です。

また血糖値が高い状態が続くと血管が固く脆くなり、動脈硬化を引き起こします。動脈硬化が進行すると脳梗塞、心筋梗塞といった命にかかわるような大きな病気が発症する原因となります。

若い人がなりやすい糖尿病の病態について

まず知っておいてほしいのは若い方が急に発症する1型糖尿病の存在です。これは一般的にイメージする糖尿病とは異なり、肥満や年齢に関係なく、インスリンが分泌されなくなることで発症する病気です。原因ははっきりとはわかっていません。1型糖尿病になると、血糖値が急激に上昇し、喉が渇く、尿の量が増える、倦怠感など高血糖の症状が出現します。万一そのような症状が出現した場合は病院を受診することが必要です。

また、特に若い人が陥りやすく注意してほしいのが「ペットボトル症候群」です。暑い夏、ジュースなどの清涼飲料がほしくなりますが、ジュースなどにはびっくりするほど多くのブドウ糖が含まれていて、飲んだ途端にほぼ全量が急激に吸収されます。清涼飲料の暴飲を続けていると、急激なブドウ糖上昇に対応できず、意識を失うほどの高血糖状態を作り出すことがあります。この状態を「ペットボトル症候群」といいます。健康な体づくりのためにも、飲み物は基本的にはお水かお茶にしましょう。

最後に特に女性に知っておいてもらいたい、妊娠糖尿病についてです。妊娠中に限って血糖値が高くなる、妊娠糖尿病という病態があります。これは胎盤から分泌される酵素や女性ホルモンによって血糖値が上がるからです。普段の健診などでは糖尿病で引っかからない人でも、妊娠すると発症し血糖が高くなる可能性があります。気づかずに放置すると、流産などを引き起こしかねないので、家族に糖尿病の人がいる方や、肥満歴のある方は注意が必要です。妊婦全体の7~9%、つまり12人に1人は妊娠糖尿病になるといわれています(日本糖尿病学会ホームページ)。また妊娠糖尿病の妊婦は将来糖尿病になる確率が正常妊婦に比べて7.43倍ともいわれています。

糖尿病になりやすい生活習慣とは?

まず、以下に糖尿病になりやすい生活習慣のチェックリストを載せます。4つ以上あてはある人は要注意!

(1)家族や血縁者に糖尿病の人がいる

(2)肥満気味だ、あるいは以前肥満だった

(3)不規則な生活をしている

(4)運動不足になっている

(5)朝食をとらない

(6)間食をよくする

(7)ストレスが多い

(8)お酒をよく飲む

(9)早食いだ

(10)野菜嫌いだ

(11)甘いものや油っぽいものを好む

(12)清涼飲料水をよく飲む

ダイエットやスムージーなどの健康ブームにも注意が必要

実はダイエットもやり方次第で糖尿病を発症しやすくすることがあります。○○ダイエットというような一種類の食品を食べ続けるようなダイエットは要注意。食事の偏りは必要なミネラルやビタミンを摂取できず、亜鉛やビタミンB群をとらないとインスリンがうまく働かず高血糖になる可能性があります。また痩せすぎて筋肉量が低下するとエネルギー代謝が低下し、糖尿病を発症する一因になる可能性があります。

また健康のためにスムージーなどを毎日とっている人もいると思います。スムージーには果物を入れますが、果物には果糖がいっぱい!果糖はすぐに消化、吸収されて血糖値を上昇させます。果糖の毎日の急激で多量の摂取は急激な高血糖を招き、糖尿病の発症を促す可能性があります。野菜ジュースやヨーグルトなどの乳製品も大量の糖質を含んでいるものがあるので要注意です。

誰でもできる!糖尿病にならないための「ゆるゆる予防法」

■ゆるい糖質制限

糖質制限ダイエットが話題になっています。糖質制限は特に初期の糖尿病患者さんに有用な治療となりますが、炭水化物を完全に断つことはエネルギー不足になり体にも負担がかかります。糖尿病予防のためには、無理なく続けられる「ゆるい糖質制限」がオススメです。ごはんなど主食量を今までの半分に減らす程度のゆるい糖質制限で、糖尿病を予防しましょう。ランチも丼物や麺類は避けて定食を選び、ご飯は軽く一杯に抑えましょう。

■食べる順番に気を付ける

最初に野菜を食べると、野菜に含まれる食物繊維の働きで血糖値の上昇を緩やかにすることができるので“さきベジ”がお勧め。また野菜の次に、満腹感を得られやすい汁物、そしてタンパク質の肉・魚、最後に主食を食べるようにすることで自然に糖質の摂取量が減らせます。

■飲み物はお茶か水

水分は満腹感を味わわせてくれるのでダイエットや生活習慣病治療に欠かせませんが、先述したペットボトル症候群を防ぐためにも水分は基本的には水かお茶にしましょう。 汗をかいたときはスポーツドリンクの摂取もよいですが、やはり糖分の過剰摂取になる可能性があるので、普段の水分摂取には必要ありません。

■普段靴はローヒールを選び、階段の使用、バスや電車は一駅分歩く

ハイヒールは運動の機会を減らします。普段はローヒールの靴を選び、階段を使ったり一駅分歩いたり、日常に運動を取り入れましょう。

「4階までだったら階段を使う!」「6時までに退社できたら一駅分は歩く!」など自分なりに具体的な決まりを作っておくと実行しやすいです。

以上、若い女性にも知っていてもらいたい糖尿病の知識のご紹介でした。

糖尿病など生活習慣病は他の病気と異なり、自分の行動次第で予防、治療が可能です。

せっかく防げる病気なのに、行動しないなんてもったいないと思いませんか?

行動をするためには、まず知識を得ることから!

このコラムを読んで、少しでも多くの方に興味を持っていただき、糖尿病を知る機会のひとつになれば、とても嬉しいです。

PROFILE

鶴田 加奈子

鶴田 加奈子(ツルタ カナコ)

糖尿病専門医

カナダ モントリオール生まれ。つるた鷺ノ宮クリニック副院長。一児の母。日本糖尿病学会認定糖尿病専門医の資格を有しており、糖尿病、生活習慣病を中心に臨床診療に励んでいる。趣味は料理で日本野菜ソムリエ協会認定ジュニア野菜ソムリエの資格を持ち、食事や生活習慣と健康について患者さんの立場にたって実践的なアドバイスを行っている。

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