バイク保険(任意保険)は必要?
2005年4月の法改正で、高速道路での二人乗りも解禁となり、ますます利用する機会が多くなったバイクですが、反面、事故にあう可能性も高くなったといえます。
そこで、ライダーのためのバイク保険(任意保険)についてお話しいたします。
バイクを購入した時や、車検を受ける時に、強制保険(自賠責保険)に加入するよう義務づけられていることはご存知だと思いますが、補償内容まで知っていらっしゃる方は少ないのではないでしょうか。
自賠責保険は、事故の「相手のケガに対して補償」する保険です。
バイクを運転中に他人を死亡させたりケガをさせたりした場合、1人あたり死亡が最高3,000万円、後遺障害が最高3,000万円(神経系統に著しい障害を残して常時介護が必要な場合は最高4,000万円まで)、傷害が最高120万円までを限度に、保険金が支払われます。
そのため、バイク事故に多い、転倒して「ライダー自身がケガで入院や通院」をしたときの治療費や、「他人の車に衝突して、損害賠償」を負うことになった場合などの費用は、自賠責保険では補償されず、すべて自己負担になってしまいます。
ご自身が事故で死傷した場合の「搭乗者傷害」や「対物賠償」など、自賠責保険では補償されない部分を手厚くカバーする保険がバイク保険(任意保険)です。
バイクは四輪の自動車に比べ手軽に購入できるのに対し、任意保険に加入される方は約40.7%※と少ない現状です。
バイク事故の場合、ライダーは生身であるためケガをされる可能性は高く、治療費は大変な出費になってしまいます。
こんな時、バイク保険に加入しておけば万が一の事故の際も安心です。
※損害保険料率算出機構 損害保険料率算出機構統計集(平成24年度)「第3部平成24年度の事業概況(統計)」より。
バイク保険(任意保険)の補償内容
以下の場合は、自賠責保険だけでは補償できません。
- 対人賠償責任が自賠責保険で補償できる範囲を超えてしまった。
- 他人の物に損害を与えてしまった。(相手のクルマやガードレールなど)
- 運転者本人がケガをしてしまった。
- 自分のバイクが壊れてしまった。
対人賠償保険 | 対物賠償保険 | 搭乗者傷害保険 | 人身傷害保険 | 無保険車傷害 | |
---|---|---|---|---|---|
自賠責保険 | ○ | × | × | × | × |
バイク保険(任意保険) | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
|
バイク保険(任意保険)の主な役割は?
「被害者への金銭的な救済」「加害者の賠償資力の確保」「ライダーの治療費の確保」です。
言いかえると、バイク保険(任意保険)は、個人ではとうてい負担できない数千万円の賠償金を補償しライダー自身を守るための保険といえます。
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自動車保険では、保険料の割引や割増を表す基準に「ノンフリート等級」があります。
ノンフリート等級は、1から20までの数字で表され、保険料は等級と保険事故の有無の組み合わせによって決定されます。
初めてのご契約では6等級が適用されます。
1年間無事故だと、翌年には1等級上がります。
しかし、ご契約期間中に保険事故が発生した場合、保険事故の種類によって翌年に等級が3等級もしくは1等級下がります。
事故を起こさず高い等級を維持することが、保険料をお手頃に抑えることにつながります。