スキー保険・スノーボード保険とは

最終更新日：2018年1月30日

冬のレジャーとして根強い人気があるスキーやスノーボード。毎年、真っ白なゲレンデにシュプールを描くために冬を心待ちにしている人も多いのではないでしょうか？しかし、スキーやスノーボードを含めたスポーツにはケガなどのリスクはつきものです。そのリスクに備える保険にはどのようなものがあるのでしょうか？

スキー、スノーボード専用の保険

スキーやスノーボード専用の保険は、多くの損害保険会社では取り扱いが終了となっています。現在取り扱われている専用保険はいくつかありますが、カードなどの会員登録が必須になっている場合があるので、よく確認するようにしましょう。また、保険料がお手頃な場合は、補償が少ない場合があるので注意が必要です。なお、保険期間中スキーやスノーボードのケガのみでなく、日常生活のなかでのケガを補償する商品もあります。

表1 スキー、スノーボード専用保険の主な補償内容

レジャー保険（傷害保険）でリスクを補償！

スキーやスノーボードによるケガの補償を損害保険会社で備える場合は、レジャー保険（または普通傷害保険）に加入しましょう。
レジャー保険と聞くと、スキーやスノーボードなどの冬のレジャーをはじめスキューバダイビングやゴルフなどのアウトドアスポーツのレジャーの時だけ補償の対象となっているように思われがちですが、日常生活のなかでのケガに対しても補償の対象です。

表2 レジャー保険の主な補償内容

このようにレジャー保険は、スポーツやレジャーの時だけでなく、日常生活中も補償の対象となりますが、ケガに対する補償のみとなっています。その分、保険料（掛金）もお手頃になっています。なお、補償の範囲を制限することで保険料が安くなっている場合があるので、よく確認するようにしましょう。

スキー場で他人にケガをさせてしまった場合の補償

スキー場では、自分自身が転倒などによりケガをするだけでなく、他人と接触してしまい相手にケガをさせてしまうケースも考えられます。その場合の補償は、個人賠償責任保険でも備えられます。個人賠償責任保険は、すでに加入している自動車保険などで補償されている場合があるので、補償の重複を避けるためにも確認が必要です。
また、商品によっては、事故における示談を代理で行ってくれる示談交渉サービスや特約がセットされています。

このように、現在、スキー保険・スノーボード保険というような専用の保険は数少ないですが、レジャー保険や普通傷害保険で対応できます。もし、現在加入している保険でケガに対する補償を賄えるなら、新たに加入する必要はないでしょう。

なお、スキー場によっては数百円で加入できる保険を取り扱っている場合もあります。「頻繁にスキーに行くことがないから、その日限りの補償で十分」という方には向いているでしょう。また、スキー場が加入する「スキー入場者保険」で、スキー場内でのケガや他人にケガをさせた場合の賠償責任等が補償されることもありますので、事前に各スキー場にご確認ください。