留学保険のフリープラン型とは
掲載日:2017年3月23日
海外へ留学するとなると、長期間になるケースも多いでしょう。期間が長くなればなるほど、その分だけ留学先での滞在費や学費なども多くなります。また、留学保険の保険期間も長期になり、その分だけ保険料(掛金)も多くなります。では、そのような場合に、必要な補償だけを備え、少しでも保険料を抑える方法はないのでしょうか?
留学保険には、パッケージ型とフリープラン型の2種類がある
留学保険には2つのタイプの保険があります。
1つ目は、「パッケージ型」といわれるものです。これは、留学先で想定されるリスクに対する補償がパッケージ化されている商品です。
2つ目は、「フリープラン型(自由設計)」と呼ばれるもので、自分で必要な補償内容を選択し、それぞれの補償額を決められるオーダーメイドの商品です。フリープラン型は、一部の損害保険会社のみでの取り扱いとなっていますので、ご注意ください。
パッケージ型とフリープラン型との比較
パッケージ型は、自分で必要な補償を選択していくのが面倒である、または必要な補償を選択していくのが難しい場合に加入することになります。
ただし、補償内容が充実している分だけ、自分にとっては必要のない補償が付いている場合や補償額が多すぎる場合もあり、その分保険料が高くなります。
例えば、パソコンなどの身の回り品(携行品)を総額30万円程度しか持参しないのに、携行品の補償額が50万円に設定されていると、実際に所持している総額よりも、補償金額の方が高くなってしまいます。また、死亡保障については、別途、生命保険に加入している場合、必要性の低い補償となることがあります。
一方、フリープラン型は、自由に補償内容や補償金額を選択したい場合、または自分に必要な補償内容にすることでなるべく保険料を抑えたい場合に加入することになります。
例えば、パソコンなどの身の回り品(携行品)の総額に合わせて携行品の補償額を設定したり、死亡保障は必要性が低いので選択しない、または補償額を抑えたりすることができます。
フリープラン型の注意点
フリープラン型は、補償内容や補償金額を減らせば減らすほど、その分だけ保険料は抑えられます。
ただし、留学保険は、留学先での万一のトラブルの備えとして加入するものなので、保険料が安ければ良いというものではなく、必要な補償を備えることが重要です。
例えば、病気やケガで入院した場合には、留学先によっては治療費が高額になるケースもありますので、事前に留学先の医療に関する情報を入手しておく必要があります。
また、フリープラン型を選択したが、パッケージ型の保険料とほとんど変わらなかったというケースもあります。パッケージ型とフリープラン型の補償内容をそれぞれ比較した上でご検討ください。
※掲載されている情報は、最新の商品・法律・税制等とは異なる場合がありますのでご注意ください。
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