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ココロの在り方

藤村 麻紀さんコラム - 第2回

脳の原則を知って「嬉しい」を増やそう!

こんにちは!藤村麻紀です。

毎日ゴキゲンに、楽しく過ごしていますか?

やりたいことや実現したいことに向かって、日々進んでいますか?

楽しい日もあるし、もしかしたら面白くない日もあるかもしれませんね。

楽しい日ばっかり選べたら嬉しいですよね!

そんな日ばっかりだったらいいな、と思う人!

はい、私も両手を上げようと思います(笑)。

そして、実はそれって自分で選べるのです。

さて、前回のコラムになんだかたくさんのメッセージを頂いて、とても嬉しかったです。ありがとうございます!

ところで、今日はどんな嬉しいことがありましたか?そして昨日は?、ちょっと思い出してみてください。

どうですか?思い出せましたか?どんなに小さなことでも構いません。できるだけたくさん思い出してください。あぁ、あれが嬉しかったなぁ、こんなことがあった、あんなこともあった!うん、その調子です。

今まで大学やいろんな教育機関で約20年、3,000人以上に教えてきて、さらに、ここ10年以上、心理カウンセラーの資格を取ったり、心理学のスキル、あるいは脳科学の知識を使ってコーチングをしたり、はたまた企業コンサルとして活動したりして得た知識の一つに、脳の働きというのがあるのですね。脳には大きな原則が3つあるという説があります。テストに出るのでよく覚えてください(笑)。

1つは、空白の原則。

私はよく自分のスクールなんかで「オープンループ(Open Loop)」なんて呼んだりしますが。

例えば、ジグソーパズル。あと1ピースだけ残して置いてあったら、完成させたくなりませんか?完璧な丸が書いてあると思ってよく見てみると、実はその丸がつながってなかったら、「そこの空白何やねん」て、めっちゃ気になると思いません?こんな風に、空白の原則というのは人の脳は何か欠けているところがあったらそこを埋めたくなってしまう、というものです。空白を作ると、脳は無意識にそこを埋める努力をしてしまう。

ここで、よく言われていることですが、意識と無意識のお話をしますね!意識と無意識、どのくらいの割合か、ご存知ですか?

そう、1対9とか、なんなら意識1~3%に対して無意識99~97%とか言われてますね!無意識って、すごくないですか?つまり、私が意識できる「私」だと思っていることは、実は「私全体」の1~3%しかないってことです。そのわずか3%の私だけを見て、「私はだめだ」とか「どうせ私なんて」とか言うてるってことです。うん、なんだかだいぶ視野狭いですね(笑)。

つまり、私たちは、ほとんど本当の自分を知らないし、能力を使えてないってことです。

あぁ、全部使いたい!!でも、これだけの差があったら、意識が無意識に勝とうなんて、もはや無理ですね。

人間の脳は、体重のわずか約2%に過ぎないのに、呼吸している酸素の約20%を消費し、約860億もの神経細胞を持ち、違った情報間でつながりや連想を作ることができ、さらに化学反応を処理し、情報を取得し、伝達し、蓄積し、記憶から取り出し、活用するようにしている、らしいですよ!

なんだか途中で何言うてるかわからんくなりますよね(笑)!

たまにないですか?「ほら、あのアイドルグループの、あの一番右の背の高い人、あの人なんて人だったっけ」みたいなこと。みんなで「あー、なんて名前だったっけー顔は出てくるんやけどなー」なんて言ってて、そのうちその話題も忘れて違うことを話してるのだけど、急に「あっ!〇〇や!!」と思い出したりするのですよ。

つまり、何が起こっているかと言うと、意識ではすっかり忘れているのですが、無意識のコンピュータは脳内のデータをずーっと検索し続けてくれているのですね(笑)。脳には空白を嫌う(わからないことを嫌う)という性質があるらしく、これを「空白の原則」と呼ぶのです。

そして、第2の原則。これが、「焦点化」です。つまり、焦点を当てたものばかりが増える、というやつです。どういうことかと言うと、例えば「赤い車が欲しいなー」とか思うと、街中もう赤い車ばっかり走ってますよ(笑)。やたら目に付くのです。人間は見たいものが見えるようになっているのですね。焦点を当てると、焦点を当てた、そこが増えるようになっています。ちなみに、そうすると同時に、焦点が当たってない場所は存在しているのにもかかわらず見えなくなるのですね。例えば、ちょっと部屋の中を見回してみてください。赤いものはいくつ存在してますか?目を閉じて、ちょっと思い出してみてください。

さて、緑色はどこにありましたか?ちなみに丸いものは?

……ね、結構答えられなかったりするのです(笑)。でも、多分そう思って探すとちゃんとある。見えてるはずなんですよ、存在してるんやから。けど、見てないんですよね。

さぁ、ここで最初の質問です。

今日は、どんな嬉しいことがありましたか?そして昨日は?

どこに焦点を当てて、どんな質問をする(空白を作る)かで気持ちって変わると思いませんか?そして、せっかくなら気持ち良い方を選びたいですよね!普段、自分自身にどんな声掛けをしているか、ちょっと思い出してみてください。

「なんでダメなんやろう」「どうしてできないんだろう」こんなこと考えてませんか?

この質問で焦点が当たってるのは、「ダメな理由」「できない理由」ですね!つまり、そこが増えるってことです。大変、増えたらあかんとこ(笑)!

増えてほしいのは、「できるようになる方法」。あるのに見えてない可能性が高いですよね。だから、こう聞きましょう。

「どうやったらできるだろう?」「うまくいくには何が必要?」

すぐに答えが出なくても大丈夫です。楽しく聞き続けていれば、あなたの脳はバックグラウンド更新でずっと考えてくれてます。多分そのうち「あっ!!」と思うことが訪れますよ!

私がかつて大学でレッスンをしていた時、部屋に入ってくる学生に必ず聞いたのがこの質問でした。

「今週の調子はどない?どんな嬉しいことあった?」

すると、学生はたいてい「えーと、嬉しいこと、嬉しいこと……」と言って、手帳を見たりしながら考え始めます。そのうち、私が聞かなくても、毎週嬉しかったことばかりを教えてくれるようになります。毎週聞かれるので、いつも嬉しいとか楽しいことばかり探すようになるのです。そして探すと、増えるのですね。なので、ぜひ皆さんも一緒に、何が嬉しかったことだったか、考えてみてください。

中には「私には嬉しいことなんて一つもなかった」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。大丈夫、それもオッケーです。良いとか、悪いとか、そういうことではありません。まず、自分がどんな風に考えているか知ることが大事。「そっか、私は嬉しいことなんて一つもなかった、と思ってるんだなー」って感じです。そして、じゃあどうしたいのか。そう考えてみてください。もしかしたら、思っているのと違う何かに気づくかもしれません。

さぁ、だんだん佳境に入ってきましたね(笑)!毎日をどんな気持ちで過ごすか、実は選べるような気が、してきませんか?次回、もう一つの原則も一緒に、もうちょっとお話ししていこうと思います。

何かあなたのお役に立てたら嬉しいです。

また次回、お会いしましょう!

PROFILE

藤村 麻紀

藤村 麻紀(フジムラ マキ)

ジャズシンガー

東京都生まれ。慶應義塾大学法学部法律学科卒業、米国スタンフォード大学留学。2005年「With Love」(梅田タワーレコードジャズ部門1位記録)でのメジャーデビュー以降、5枚のリーダーアルバム含む計9枚のCDをリリース。聴く者の心に深く語りかけるようなその歌は「ジャズボーカル界を変革する、異次元からのボーカリスト」と言われ、老若男女、さらに国籍を問わず幅広く支持されている。また、末期がん患者とその家族を対象にした病院へのボランティア活動等、社会への貢献活動も広く行っている。日本ゴスペル音楽協会認定指導員。元大阪芸術大学演奏学科ポピュラー音楽コース准教授。

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