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ココロの在り方

藤村 麻紀さんコラム-第4回

本当に欲しいものは?脳の原則を上手に使おう!

こんにちは!藤村麻紀です。

毎日嬉しいことや楽しいことに囲まれて、ゴキゲンに過ごしてますか?

「こうでありたい!」「こんなことがしたい!」

自分の本当の思いに正直に、日々を過ごしてますか?

さて前回は、一体どうしてジャズシンガーを本職とする私がこんな風に、脳の原則とか心理学とか脳科学とかそういうものに興味を持ったのかとか、何を伝えたいと思ってスクールを立ち上げたのかとか、そういうことをお話ししました。そして、まず「思い」から始めようね、なんて話しましたね!

仕事柄いろんな方からお声かけ頂くことが多いのですが、最近その内容がちょっと変わってきました。

「やりたいことをするために、時間の使い方を考えた」

「あんまり自分や周りに文句を言わないようになってきた」

「自分の会社で、朝礼の時に話すネタにしてみた」

など(笑)、こんな感じです。

なんかね、嬉しいですよね!

1人が何かすることで起こせる変化というのは、本当に小さいのです。でも、その小さな小さな波が、周りに少しだけ何かの変化を起こすかもしれない。そして、それがいつか大きなうねりになるかもしれない。そんな世界は、もしかしたら少しだけ今より美しい世界かもしれない。

だから、1人の力は小さくても、信じて何か行動を起こすことがとても大事、そんな風に思っています。

いつもと同じことをしていると、いつもと同じ結果が返ってきますね。

もうずいぶん前になりますが、毎日をなんとなく惰性で忙しく過ごしていた時にね、ふと思ったのですよ。

「あれ、これもしかしてずっと今のままやったら、今のままやわ!」

この衝撃、わかります(笑)?これはいかんと。

私には生きたい人生があって、こうなりたいって理想像がある。……はず(笑)。でも、このままただ毎日を生きていたら、絶対そこにたどり着けないと思ったのですね。今の位置が望む場所でないなら何か変えなければいけない、今までとは違う、何か新しいことにチャレンジしないといけない、と思ったわけです。

変化するのって、怖いのです。

よく「コンフォートゾーン」って呼ばれるものがありますよね。読んで字のごとく「快適な領域」って意味ですが、つまりその中にいれば安全だ、というところです。慣れてるし、わかってるし、危険はないし、あったとしても対処の仕方もわかってるし、みたいな場所。

でもここって、居心地はめっちゃいいのだけど、成長がないのね。だから望む姿になっていくためには、怖いけどここを出るしかない。そうやって、今まで行ったことのない場所、知らなかった場所を増やしていかないと、自分の能力って上がらないわけですよ。うわー、もうめっちゃビビる、失敗したらどうしよう、でも何かしなきゃと。

これがね、そう思ったのに、全然動けないのですよ。わかってるけど実際毎日忙しいし、そんな考える時間ないし、どうしていいかわからんし、なんだか面倒だし、もう「できない理由」と「正当な言い訳」の嵐なわけです。

そんな経験、ありませんか?例えやり方がわかっていても、なんやもうやる気が全然起きないとか。

人間の持つ最も強い欲求の1つが、「明日も今日と同じ景色を見ること」らしいのですよ。つまり、人間の脳は変化を嫌うのです。それがいいことだとわかっていても、実は変わりたくないのね。変わることって、「痛み」なのです。

ここで、お待たせいたしました。脳の原則の3つ目がこれ、「痛みを避けて快楽を得る」です。やっと3つ目出てきましたね!なんと、あの有名な、フロイトの取り入れた精神分析学の概念「快楽原則」ですね、って覚えなくていいですよ(笑)。

どういうことかと説明するまでもなく、人は意識的だろうが、無意識的だろうが、イヤなことを避けてしたいことをしてるのですね!その結果が、今の自分を作っているわけです。

例えば、運動が嫌いで、主食はお菓子で、甘いものや脂っこいものをお腹ぱんぱんになるまで食べてそのあとすぐ寝るのが大好きで、野菜食べるとか意味わからん!とか思ってる人が痛みを避けて快楽を追求しながら生きていたら……、うん、多分体重は限りなく増えますね。ちょっと健康が心配です。

でもこの人がもし、バキバキに6つに割れた腹筋を手に入れて、健康的で、かつ海なんて行って水着で歩くと女の子からキャーキャー言われるようなかっちょいいカラダ(笑)を手に入れようと思ったら。

今までと同じように好きに生きていても、多分、6パックにはならないですよね。食べるものは変えなきゃやし、運動だってする必要がありますね。だから、やりたくなかったりするわけです。やり方はわかってるのに!

人は誰もが、「痛みを避けて快楽を得る」ように生きています。

例えば、この場合やと、快楽というのが「健康的で、かつ海なんて行って水着で歩くと女の子からキャーキャー言われるようなかっちょいいカラダ」。

でも、この快楽のためには、イヤなことをしないといけなかったりしますよね。好きな食べ物を我慢するとか、運動するとか。これが、痛みですね。

こんな風に、快楽と痛みがぶつかるとどうなるか?基本的には、痛みが勝ちます。

だって、痛みを避けるって、命を守ることに直結するでしょ?鍋とか触って熱かったら、反射で手を引っ込めるでしょ?この本能ともいえる機能がないと危険ですからね。だから痛みが強い。

そんなわけで、わかってるけど運動はしないし、お腹いっぱい好きなものは食べ続けるし、6パックは手に入らないことになるのですね。残念。

いやいや、そこで終わられたら困るわ!というわけで(笑)、じゃあどうしたらええのと。

意思が弱いとか怠け者だとか、そういうことやなくて、原則に照らし合わせてみると「現状に快楽を感じている」か、「望む未来の実現に痛みを感じている」と、変化させるための行動ってしないのですよね。だってつまり、今のままがいいと思ってる、あるいは未来が変化した時に何が起こるか恐怖を感じているのやから。

恐怖を生み出しているのは、自分の考え方や世界観、信念、価値観、そういうものです。つまりそれはいかなる物ごとに価値を認めるかという、個人個人の評価的な判断です。個人個人の独自の判断ということは、思い込みの可能性があるということですね。

もし「失敗したらみんなに馬鹿にされる」と思っていたら、思い切った行動はしにくいし、「有能なサラリーマンは靴がピカピカだ」と思っていたら、有能なサラリーマンであるためには靴を磨きますよね。

さっきの例で言えば、価値観として「お腹いっぱい食べることが幸せ」「安定」と言うワードを高い優先順位で持っていたら、ダイエットはしにくいかもしれません。でも、その代わりにそれらの価値観を「腹8分目が一番エネルギッシュ」「チャレンジ」といったものに変えたら、どうなると思いますか?ちょっと、望む未来に近づくかもしれませんよね!

実は結構単純な話なのですが、ちょっと自分の行動を振り返ってみると、「うわー、確かにそんなことになってるー」と思うことの連続だったりします。こうしたいのにやる気が出ない、わかってるのに行動できない、そんな時は、自分がどんな動機で行動を起こしているのか、観察してみるのもいいかもしれませんね。

本当に欲しい未来があったら、それを妨げる価値観は、できれば変えたいですよね!そしてその結果、今までと違うことができるようになり、今までと違う結果が出るようになったわけです。

大事なことは、「本当にそれが欲しいのか」ということです。そこに正直に向き合えるか。

そんなことがコントロール出来たら、ちょっと嬉しいですよね!

「本当は、こうでありたい!」「本当は、こんなことがしたい!」

ともに、望む変化を手に入れていきましょう!

何かあなたのお役に立てたら嬉しいです。

また次回、お会いしましょう!

PROFILE

藤村 麻紀

藤村 麻紀(フジムラ マキ)

ジャズシンガー

東京都生まれ。慶應義塾大学法学部法律学科卒業、米国スタンフォード大学留学。2005年「With Love」(梅田タワーレコードジャズ部門1位記録)でのメジャーデビュー以降、5枚のリーダーアルバム含む計9枚のCDをリリース。聴く者の心に深く語りかけるようなその歌は「ジャズボーカル界を変革する、異次元からのボーカリスト」と言われ、老若男女、さらに国籍を問わず幅広く支持されている。また、末期がん患者とその家族を対象にした病院へのボランティア活動等、社会への貢献活動も広く行っている。日本ゴスペル音楽協会認定指導員。元大阪芸術大学演奏学科ポピュラー音楽コース准教授。

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