医療保険と女性保険の違い
最終更新日:2017年4月13日
一般の医療保険は、男性女性にかかわらず加入することができる一方で、女性限定の医療保険として、女性保険があります。
今回は一般の医療保険と女性保険の違いを見ていきましょう。
女性保険は女性特有の病気に対する給付金額が手厚い
女性保険の最大の特徴としては、女性特有の病気に対する給付金が手厚いことが挙げられます。例えば、一般の医療保険が入院1日5千円、手術で10万円の保障であった場合に、一般的な女性保険においては、女性特有の病気に対して入院1日5千円が上乗せされ、総額で入院1日1万円と手術で10万円を受け取ることができます。
保険商品によっては、手術給付金も上乗せされる商品がありますので、5日間の入院と手術を行った場合の給付金額を、上記の保障内容の契約で一般の医療保険と比べてみましょう。
表1 一般のケガや病気になった場合
※スクロールで表がスライドします。
表2 女性特有の病気になった場合
※スクロールで表がスライドします。
仮に、女性特有の病気の一つである子宮筋腫で5日間の入院と手術を行ったとしたら、一般の医療保険に入っている場合は入院給付金の25,000円と手術給付金で125,000円になりますが、女性保険に加入していた場合は入院給付金の50,000円と手術給付金で150,000円の給付金を受け取れることになります。また、手術給付金が上乗せされる商品であれば250,000円となり、同じ子宮筋腫という病気に対する治療でも、一般の医療保険と比べ女性保険は支給金額が手厚くなります。
女性保険は保障対象が広い
女性保険は、一般の医療保険を女性に合わせてカスタマイズした保険なので、女性特有の病気だけでなく、女性に多い病気や全てのがんに対応している商品があります。また、女性の特徴に合わせて保障対象が広くなっていますので、例えば、一般の医療保険では対象にならない自然分娩に伴う入院も保障の対象にしている商品があります。さらには、乳がんの治療のために乳房を切除し乳房再建手術を受けた場合も保障対象になる商品があるなど、女性保険のなかには入院や手術の給付金に加えて、別途一時金が支払われるものもあります。
ただし、保障の対象となる病気や要件、その支給額は保険会社によって異なりますので、約款等での確認が必要です。
このように女性保険には、一般の医療保険にはない、女性特有の病気やがんの保障が充実しています。ただし、その保障内容は各保険会社によって異なりますし、保障が厚くなっている分、同じ保障内容の一般の医療保険と比較すると、保険料は高くなりますので、加入する際にはよく確認するようにしましょう。
※掲載されている情報は、最新の商品・法律・税制等とは異なる場合がありますのでご注意ください。
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