将来不安を感じるが不安解消の取り組みはできていない
アクサ生命保険株式会社は3月28日、全国の20代から50代の800人の男女を対象に、この3月にインターネットにて「将来のお金に関する意識調査」を行った結果を発表した。これは、働き盛り世代の長期資産形成に対する意識の実態や課題をまとめたものという。この調査結果から、社会や自分自身・家族の将来に不安を感じてはいるものの、不安解消のための十分な取り組みができていない生活実態が明らかになったとのこと。

不安に感じることでは、「超高齢化社会に伴う社会保障サービスの低下」が61.9%と最多で、「公的年金の引き下げ」が59.5%と続いた。年代が上ほど不安に感じる割合が増え、退職を控えた50代は、両方とも約7割が将来に対する懸念としていたほか、20代でも半数以上が不安を感じていて、世代共通問題となっていた。
日本では投資に対するリテラシー向上が課題
また、将来に不安を感じる人が8割近くいる一方で、不安解消のために「十分な取り組みをしている」と回答した人は、わずか4.1%に過ぎず、「取り組んでいるが十分でない」「今後取り組む予定」とした人は合わせて83.2%いて、多くの人がセカンドライフへの備えが不十分と答えていた。さらに、将来の不安を軽減・解消するために何らかの準備をしている方にその準備手段を聞いたところ、「生命保険・損害保険」が55.4%と最多で、次いで「住宅の確保」が32.1%、「リスクのある金融資産への投資」が30.7%となり、リスクのある金融資産への投資に対する意識も低くないことが伺えたという。
その一方で、金融資産に投資をしていない人に理由を聞くと、「金融商品の知識がないから」が56.9%となり、「元本保証がないから」の32.6%を上回っていて、日本では投資に対するリテラシー向上が課題であることが明らかになったとしている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
アクサ生命保険株式会社 プレスリリース
http://www2.axa.co.jp/info/news/2017/pdf/
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(記事提供:スーパー・アカデミー)