日本IBMのメインフレームを基盤とする基幹システムとは
明治安田生命保険相互会社は日本IBMと連携し新しい保険事務システム基盤を導入し、本年3月27日より稼働を開始したことを発表した。この保険事務システム基盤の特徴は、すべての保険事務を一つの全社共通システム基盤で統合している点にある。そして従来システムと比較して業務の効率化、開発の生産性向上、将来の業務拡大にも柔軟に対応することができることにあんり、さらなる事務の効率化が期待される。

今後の展望
同社は「信頼を得て選ばれ続ける、人に一番やさしい生命保険会社」という今年度の新たな経営ビジョンを制定しており、また4月から開始した「明治安田生命3ヵ年プログラム MYイノベーション2020」の中で、国内生命保険事業を中心に、成長ステージへの飛躍に向け、新たな事業領域に取り組んでいる。今回稼働を開始した新しいITシステムにおいても、将来のビジネス成長を支えることが重要であり、効率化や開発の生産性向上だけでなく、顧客満足度の向上につながるものと期待が集まる。
具体的には、ビジネス・プロセスの可視化と効率的な一元管理を支援するソフトウェア「IBM Business Process Manager (以下、IBM BPM)」をこの新システムは採用しており、これによりオープン・スタンダードに準拠した実行環境と使いやすいツールの提供が行われる。
その結果事務処理工程を最適化し、業務の効率化や処理の可視化を図ることができ、より保険新規加入や変更等の手続きの簡素化や事務手続きの可視化へとつながる形となる。
▼外部リンク
明治安田生命保険相互会社プレスリリース
http://www.nikkei.com/article/DGXLRSP444922_V10C17A5000000/?au=0
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(記事提供:スーパー・アカデミー)