スノーダクトの凍結
一般社団法人日本損害保険協会の北海道支部は9月22日、冬季に多発するスノーダクトの凍結による水濡れ事故への注意を呼びかけるために啓発チラシを作成したと発表した。スノーダクトとは、屋根に積もった雪が融けた際の水を排出するための溝のことで無落雪屋根の代表的な形式である。
しかし、スノーダクト内に落ち葉やゴミなどが詰まっていると、融雪水がスムーズに排水されない。そのため融雪水がスノーダクト内で凍結してしまい、建物内への漏水につながる危険性がある。
同法人が実施した調査では、このような事故による損害額が数百万円に上ったケースもあり啓発チラシを用いて本格的な積雪時期の前に屋根の点検や掃除を行うよう呼びかけていく。

火災保険で補償される場合も
一般社団法人日本損害保険協会の北海道支部が作成した啓発チラシでは、積雪時期の事故を防ぐための注意が載っている。スノーダクトの点検や清掃に関してはもちろん、落雪屋根の場合には落雪時にケガや事故が起こらないよう雪止めフェンスや注意看板の設置を呼びかけている。
また、豪雪や雪崩によって自宅建物に損害が生じた場合には、「火災保険」で補償される場合もあるので何かあった際には保険会社へ相談してほしい点も呼びかけている。
同法人では、住宅メーカーなどの関係機関とも連携をとりつつ、冬季に向けてスノーダクト凍結事故防止の啓発活動を実施していくとのこと。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
一般社団法人日本損害保険協会ニュースリリース
https://www.sonpo.or.jp/
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(記事提供:スーパー・アカデミー)